2012/10/25(木)23:45
給与計算から考えること
ほぼ1週間ぶりのブログ更新です。
日を追うごとに寒さが増してきていますね。
日も短くなり、夕方5時を過ぎる頃には車のライトもつけないと暗くていけません。
アルプスにも雪が積もり始め、里山は上の方から少しずつ色づいてきています。
さて今週は、遅れていた事務所ニュースを作成し顧問先とお客さんまわりで駆け回るとともに、給与計算業務がピークを迎えていて、かなり忙しくしています。
特に今月の給与計算は、社会保険料の標準報酬月額の変更と、厚生年金保険料率の改訂により、その変更処理もあわせて行わなくてはなりません。
標準報酬月額の変更は、幸いかどうかは別にしてそれほど多くはなかったのですが、厚生年金保険料率の変更にともなう保険料額の変更はすべての方が対象となるので、慎重に行わなければなりません。
ですので、給与計算の前段作業を正確に行ったうえで、通常の給与計算業務に入らないといけないということで、それなりに時間がかかるわけです。
今月の給与計算では、労働者の皆さんが保険料が変更になることを認識しないままになることを防ぐために、「保険料額変更通知」なるものを明細とあわせて作成しました。
本来事業主は、被保険者に対して標準報酬月額がどうなっているのかについて通知する義務が課されています。
ですので、こうした標準報酬月額の変更時期に合わせて通知することは理にかなっているのです。
今までは、給与計算を請け負っている会社さんに対しては必ずこうしたことを行っていたのですが、今年は給与計算を請け負っていない会社さんにも変更通知を作成して、届けることにしました。
初めてのことなので、戸惑っている会社さんもありましたが、一様に歓迎していただきました。
私たち社労士は、単に知識を売り物にするだけでなく、実務処理においてもお客さんに喜んでもらえる仕事をすることが大切なことだと考えています。
それは、社労士としての本来の有り様のようにも思います。
そして、これに加えてコンサルティング能力を発揮していくかで、それぞれの社労士の置き位置が変わってくるのかなあと思います。
先ほど給与計算をひとつ終えて感じたことを書いてみました。
まだ来週にかけて給与計算業務は続きますが、そんな思いを持って、引き続き行っていこうと思います。
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