ママと娘の胃ガン克服記

[抗ガン剤　TS-１+シスプラチン　4クール目] カテゴリの記事

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• 明日から長期入院。

  明日からタキソールを打つため、ママは3週間の入院生活だ。わき腹が痛いといいながら、病院へ行く荷物の準備や、部屋の整理などコチョマカと動き回っていた。「あんまり無理しちゃダメだよ」と言っても、「うん。でも運動しないと…」と言う。たぶん入院する前にいろいろやりたいことがあるのだろう…通帳や保険詔書まで出して来て、私に説明するママ。もしものことがあったら…そんな気持ちがママにはあるのだろうか？それがまた悲しくなってしまう私なのだった。夜は本人のリクエストで焼肉を食べにいった。胃癌で焼肉？と思うかもしれないが、なぜかしゃぶしゃぶとか焼肉は食べれてしまう。食事療法をやっている人なら、眉をひそめてしまうだろう。肉なんて食べちゃいけないってどの本にも書いてある。でも今、食べたいものは何でも食べさせてあげたい、と思うのが家族の思いなのだ。夜、寝る前、私はママのベッドのところに行って、痛い部分をさすっていた。ママは「おへその横あたり…しこりがあるでしょう。ここが癌なんだよね…」と私の手をそこにあてた。こりこりした固まりがあった。これさえとれれば…大きなおできみたいなものじゃないか！こんなの絶対にとれる…そう思いながら、さすったり、気を流していた。さすりながら、私は涙がどうしても止まらなかった。「さすってもらうと、痛みが半減するよ」とママは言う。私が超能力者だったらよかったのに！そうすればひと撫ですれば、癌も痛みもとれてしまうのに。なんでそういう力が私にはないのだろう。「最近いろいろ考えるんだよね…やっぱり癌は自分でつくったものだって思うんだ。いろいろ憎しみとか怒りとか、しなくてもいい我慢とか…いっぱい今まで持ってて、そういうものが凝り固まって癌を作ったと思うんだよね」ママは続ける。「でも人を憎んだり、恨んだりしても何にもいいことないもんね。許さなくっちゃ。今は細かいことはこだわらないし、固執するのはやめた。昨日、神様にごめんなさい、って謝った。今日、通帳とか渡したのも全部とりあえず、ゼロにしようと思ったからなんだ」そうだったんだ…「今はね、家族3人が笑って１日を過ごせたら、それだけでいいと思ってる」ママの話を聞いていて、涙で顔がぐちゃぐちゃになってしまった。そうだよね、本当に家族３人、仲良く過ごせたら…それだけで何もいらないんだよね。私もそうだよ。「大丈夫。ママは絶対に生還してくるよ。だってまだまだやりたいことあるし、あなたをまだまだ見届けなきゃいけないし」そうだよ！だから絶対にママには元気になってもらわなきゃ困るんだ！

  2005/10/05

• 帽子

  ママの要望で毛糸の帽子を買いに行った。タキソールを打つと決まる前日（検査の日）に、何気なくいったショッピングセンターで気になった毛糸の帽子があったというのだ。今から思えば、普段そんな帽子をかぶらないママが、毛糸の帽子が気になったというのは不思議なことだが…そこは帽子屋というよりは、若い子が好きそうな雑貨が置いてあるお店だった。毛糸の帽子は今年は流行り（？）なのか、たくさん置いてあった。ママはひとつひとつ鏡の前でかぶり、結局、白、ベージュ、黒の3種類を買っていた。一生懸命髪の毛を帽子の中に押し込んで、似合うかどうか鏡を覗き込んでいたママがちょっと悲しく思えてしまった。おしゃれでかぶるのだったら、髪の毛は出したままかぶるもんね…。本当にカツラや帽子がもうすぐ必要となってしまうのかしら…あんなにたくさんある髪の毛が抜けてしまうのかしら…信じられない。

  2005/10/04

• 痛みはある…でも元気。

  痛みは相変わらずあるし、熱もなんと40度超を記録！薬を飲まずに頑張ってみたら、こんなことに。さすがに39度を超えるときついみたいだけれど、それでも普通の人の37～38度ぐらいの熱が出た時みたいである。熱も慣れるのかなぁ。。。本人は「熱さには慣れた！」と言っていたけど。ロキソニンを半錠飲むと、すごい汗が出て、一気に熱が下がる。これもまたすごい。そして熱が下がるとおしゃべりが始まり、ご飯も食べている。こんな生活がここ最近続いている。でも様子を見ていると比較的元気だ。明るい声が聞こえてくると、パパも私も心から安心する。でも来週の木曜日からは3週間、ママは家にはいない。

  2005/10/02

• 

  友達と歓談

  ママは癌になる前、フラダンスを習っていた。そこで友達になったフラダンス仲間の人たちとレッスンの後でランチしながらおしゃべりしたり、たまに一緒に旅行に行ったりするのが、ママの楽しみだった。でももちろん治療に入った今は、フラダンスも通えない。本当ならもうすぐフラダンスの発表会。そのために作ったパウが最近できてきた。パウスカート［レッド］フラダンスは【パウ】と言われるスカートを履いて踊ります。ママもいくつか持っています。ママ用のパウを受け取るために、今日はお友達と会う日なのだ。ママはとてもうれしそうだった。私はママを待ち合わせ場所まで送って行って、近くのショッピングセンターで時間をつぶしていた。1時間ぐらいと言っていたけれど、「ゆっくりしておいで！」と私が言ったせいもあってか、結局2時間半おしゃべりしてきた。車でまた迎えに行くと、お友達の皆さんも一緒にいた。みんな泣いていた。ママも泣いていた。「がんばるのよ！」「諦めちゃダメよ！」「お母さんをよろしくね」いろいろな声が飛び交う中、ママは車に乗り込んだ。名残惜しそうに何度も手をふりながら…車の中でママは言った。「絶対に元気になりたい。元気になってまたみんなと会いたい。」そうだよね。うん。大丈夫。絶対にまたみんなとフラダンス、できるよ。

  2005/09/30

• かつらを買いました。結構似合ってます。

  ママが、「かつらが買いたいので、ショッピングセンターに連れてって」と言うので、近くのショッピングセンターに一緒に行った。「はげになっちゃってからでは遅いから…でも似合わないだろうな…」と言いながら。かつらコーナーにはありとあらゆる髪型のかつらやエクステンション用の髪があった。今のかつらは人工毛であっても人毛のような感触だ。自分の今の髪型にわりと近い3つのかつらを試してみることにした。お店の人にママは「私、病気なんです。治療で毛が抜けるので、かつらが要るんです」と言うと、店の人は「えっ？？？」と一瞬、誰が？というような顔をした。確かに普通の洋服をして、化粧しているママは、癌が進行している患者になんて見えないから。3つのかつらを試着したが、どれもなかなか似合っていた。そんなに違和感もない。本人も軽くて、つけごこちも良い、と言う。本人もまんざらではなさそうだ。結局今の髪より少し明るめの毛の色のものを購入。39000円ぐらいだった。それに人工毛用のシャンプー、リンス、ブラシ、中にかぶるネットの帽子など附属品も購入。ママはもっと高いものと思っていたようだ。確かに医療用やオーダーメイドなら何十万もするからね～とても気に入ったのか、結局「このままつけていきます」とかつらをつけたまま、ショッピングセンターを歩いた。「これだったら、頭はげちゃっても大丈夫だ！」とママ。家に帰ってからもずっとつけたままで、パパが帰って来た時も「何か変わったでしょう！」とパパに自分の姿をお披露目。パパは最初？って感じだったけど（それだけ違和感がないのだ）。「あ～かつらだ！」とやっと気が付いた。「5歳は若く見えるぞ！」というパパの言葉に気をよくしたのか、ずっと寝るまでかつらをつけていた。これで少しはタキソールを使う治療に前向きに向かう気持ちになってくれたかなぁ。。。。それに皆さんからの書き込みで「薬をやめれば、また毛が生えてくる」ということがわかって、ホッとしたみたいです。ありがとうございました。

  2005/09/29

• 

  先生の説明

  今日は病院へ行って、先生の説明を聞く日。朝起きた時、ママの様子が心配だったのだが、思ったより普通だった。（たぶん繕っているのだと思うけど…）ママは「今度の抗ガン剤は髪抜けるんだよね…」と言って、バンダナを頭に巻き、「予行練習」と言っている。肋間の痛みは相変わらずなので、鎮痛剤を飲んでいる。そのせいか痛みも治まって、居間に置いてあるステッパーを踏みはじめた！田中式ストレッチングステッパー　↑うちにあるやつです。私が3分やったので、「負けない！」とか言って、3分頑張った。先生との約束時間が夜の7時半だったので、家を早めに出て、近くの中華料理屋に行って家族３人で夕食を食べた。ママは今日もまずまずの食欲。朝も昼もちゃんと食べたから、見た感じはとても癌が大きくなっているとは思えない。何かの間違いなのではないか…病院では先生が昨日撮ったCT画像と7月に撮った画像を並べて説明してくれた。確かに前回より少し大きくなっている。胃とその周りのリンパ節全体が一塊になっていて、直径7～8cmぐらいか。特に表面に近い方に腫れてきているみたいに見える。先生の話ではTS-1+シスプラチンではもう効かないので、タキソールに替えたいとのことだった。一週間に1度タキソールを点滴して、それを3週間。つまり3回点滴。休薬期間はその後1週間だ。タキソールの副作用は関節炎、吐き気、だるさ、白血球が減るなど多岐にわたるが、特に問題は脱毛だ。80%ぐらいの人が脱毛の副作用が出る。髪がなくなるのは特に女性にとっては辛い…かくごはしていたが、やはりこの宣告は辛そうだった。しかも先生曰く、薬を辞めても髪がもとのようにはならない、と言う。うそ……（絶句）薬さえ辞めれば、髪は元通りになると思っていた私たちにとってはスーパーショック！だった。1クール目だけは副作用の出方など経過観察したいので、投薬中3週間は入院してほしいと言われた。その後、経過がよければ、外来点滴で良いということだ。癌が大きくなってること、今度の薬は毛が抜けること…ママのショックは計り知れない。でもママは一生懸命普通に振舞っている。それが私にはまた辛い。本当に髪の毛が永久に元通りにならないのか？？？と疑問に思った私はネットで調べてみた。それによると『休薬後6～8週間で髪が生えはじめ、半年から1年で髪はもとに戻る』と書いてあった！どっちが正しいの？でも少なくともある程度は生えてくるってことだよね？どうか癌が治って、ママの髪がもとのようになりますように。

  2005/09/28

• 検査結果が…これからどうしたらいいんだろう。

  今日はCT検査＆血液検査の日。血液の方はCRP（炎症値）がいつものように上がって来て10ぐらい、白血球が3000とやや減少ぎみのほかは特に問題はなかった。検査の後、ショッピングセンターに寄って、昼ご飯と買い物を楽しんだ。ママはお気に入りの中華料理屋であんかけチャーハンを頼み、完食！顔色もいいし、食欲も出て来て、いい傾向だと思っていた。あの電話があるまでは…電話は夜8時頃かかってきた。病院からだった。イヤな予感がする。「CTの検査結果なんですが、ちょっと問題がありまして…明日説明をしたいので、お父様と一緒にこちらに来ていただけませんでしょうか？」と担当の先生。心臓がドキドキいっていた。だってすぐそばでママがテレビを見ている。気づかれない方がいいのだろうか…声を小さくして、電話を続けた。それによると、どうも癌が以前より大きくなっているようなのだ。だから今のTS-1＋シスプラチンではこのまま続けても成果があがらないので、他の治療法に切り替えたいようなのである。その場合、しばらくはまた入院生活が続き、安定してきたら、通院もできるとのことだった。違う抗ガン剤？それって、髪の毛が抜けてしまうものかな…聞きたかったけど、ママに聞こえるのが気になって、聞けなかった。先生は「本人さまに言う前に家族の方に伝えておきたいと思いまして…」と言う。家族だけに説明したいのだろうか…それってどういう意味？でも本人立ち会いのもとの説明でも、もちろん構わないとことだった。パパも今はいないし、私だけの一存では即答できないので、後で連絡する、といって電話を切った。その後、ゴミ出しをしてくる、といって携帯を持って外にでた。どうしよう…ママに伝えるべき？でも黙っているわけにはいかないし…パパの携帯に何度かけても通じないよ！！何やってるんだ！どうしたらいいの…10回ほどパパの電話を呼び出して、やっと通じた。運転中だったとのことだった。事情を話し、パパの意見を聞く。やはりだまっているわけにはいかないだろう、との結論。外から家に戻って、私はママに話を切り出した。「さっきの電話なんだけど…病院からで…」言葉がつまった。ママは察知したらしい。「検査の結果、悪いって？大きくなってるって？」うそはつけなかった。先生からの電話の内容を全て伝えた。最初は気丈に振舞っていたが、やがてママの目から涙があふれた。「抗ガン剤も健康食品もいろいろやったのに…大きくなってしまうなんて…やっぱりもう手遅れなのかな…今年いっぱいもつのかな…」そんな…そんなこと、ない！！ただ治療法を変えるだけだよ～「でも今の薬がダメだと、髪の毛抜けちゃうやつになるんだよね…」とママ。「髪の毛、染めようと思ってたけど、必要ないかな…」入院はいやだ…とママは泣いた。副作用がひどくてすごい吐いたら、悪いけど皆に迷惑かかるから、一人部屋にしてね…とも。そうこうしているうちにパパが家に帰って来た。3人で話し合って、とにかくがんばるしかないという結論になった。でもがんばるっていっても、もう頑張ってるよね…それにしても最近は食欲も少しずつ出て来たし、毎日歩くようにしているし、顔色も良くなってきているし、絶対良くなっていると私もパパも、そして本人も思っていただけに、今日のCTの結果はショックだった。明日、何を言われるのだろう。そしてこれから、どうなるのだろう。

  2005/09/27

• 一人で散歩

  今日も体調は良くない。でも夕ご飯のあと、「散歩する」というので、一緒に行く、と言ったら、「自分ひとりで行く」という。心配だったが、ちゃんと一人で30分ぐらい散歩してきた。これからもがんばれ。

  2005/09/26

• 

  ご飯を土鍋で炊いてみる

  世間では三連休だが、私たち家族はほとんど家にいた。父親がゴルフに行ったくらいだ。ママはまた痛みが出てきているので、あまり外に出たがらない。パパがゴルフ場のキャンペーンで松茸をもらってきた。今年、初のま・つ・た・けだ。土曜日は土瓶蒸しにして食べ、日曜日は松茸ごはんにしてみた。ただ残念なことに、この松茸はあまり香りがしなかった…香りがないまつたけは……トホホ。ママ曰く、『まつたけのお吸い物の粉、入れようか？』それじゃ、本当のまつたけの意味ないじゃん。そうそう、最近『ご飯鍋』を買った。ちょうど伊勢にいった途中で、四日市にある萬古焼センターに寄ったのだ。以前、雑誌に載っていたご飯鍋があったので、買って来た。炊飯名人ごはんや讃・二号炊きうちのとは少し線の入り方が違うけど、同じメーカーのもの。黒い方を買いました。2合炊く時は10分強火、10分弱火、10分むらし…と書いてあったが、うちのコンロでは7分強火でいい感じ。やっぱり土鍋のご飯はおいしい！！余ったご飯もタッパー容器に入れるのがしのびなく、陶器のおひつもネットで買ってしまった。陶器のおひつ　伊賀焼≪黒柿釉≫伊賀焼といえば、やはり三重県のやきもので、伊勢からも近い。萬古焼のおとなりさん（？）の陶器産地だ。お米もおいしいものが食べたくなって、お米の全国食味ランキング10年連続最高位の評価を受けているというこちらのお店のお米を買ってみた。【限定品】店長が作ったお米！米屋ふくち自家田産ひとめぼれ2kg送料無料　お試しパック今回は玄米に挑戦！早く届かないかなぁ。。。。といいながら、実は私は昔、一人暮らしのころ、食事制限をうけて3ヶ月間玄米を食べていたころがある。その頃は圧力釜と格闘しながら、毎日炊いていたのだが、土鍋で炊いた方が簡単だったかなぁ。。。。。。そしたら、もっと玄米続けられたのになぁ。玄米パワーでママも元気になってほしい。

  2005/09/24

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  なんとか大丈夫

  昨日は若干オーバーワークぎみだったので、今日疲れがでないか心配だったが、比較的順調な一日でした。やっぱり歩いて、体を動かした方が体調は良くなるんですね。ただ、熱が38度まで上がっていました。（本人はいたって普通ですが…）シスプラが切れて来ているようです。テレビは一日中、万博のニュースを流していました。とうとうママは万博に行けませんでした…でもいろいろな施設や展示物が、万博終了後、移築、移転されるようなので、それを見に行くと言っています。600億円（！）売れまくっているという『キッコロ＆モリゾーグッズ』（地元では二匹合わせて『モリコロ』と呼びます！）こんなグッズまでありました！【愛・地球博】　モリゾー＆キッコロのお酒特別純米酒　300ml　【愛知の清酒・名古屋正宗】行けなかった人にも、なんとモリコロからお手紙が届く？【愛・地球博】 ライセンス商品モリゾーとキッコロからの手紙 申込書セット

  2005/09/23

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  遠出

  昨日、今日でちょっと遠出をしてきました。伊勢神宮までお参りに、そして温泉に入ってきました。やはり万博期間だからか、境内には外国人の方が多かったです。一番多かったのが、団体旅行で来ていた中国人（たぶん発音からして台湾人）の方たち。彼等から見て神道はどう感じるのでしょうか？でも台湾には今でも日本軍が作って行った神社の鳥居などか残っているところがあるんですよね。内宮の境内は広いのでたどり着くのにかなりママにとってはきつかったようですが、頑張って歩きました。やっぱり旅行中の方が気が張っているのか頑張れるようです。温泉では「他の人に痩せている体を見られるのがいやだ」と言っていましたが、たまたま私たちが入った時には他の人はいなくて、貸切状態でした。安心してゆっくり入っていました。泊まった宿はこちら！胡蝶蘭『英国式足裏マッサージに美人の湯！女性限定プラン！ 』というプランで井宿泊しました。割引料金で広い別館のお部屋、しかも足裏マッサージ（20分）付きでよかったです！私はまた胃腸が悪いと言われてしまいました…夕食のメイン料理は伊勢海老、あわび、松阪牛から一点選べます～私は伊勢海老、ママは最近、海産物がダメになってしまったので、松阪牛のサイコロステーキを選びました。やっぱり温泉はいいです！

  2005/09/23

• 今日はまた…

  今日はまた体調が悪くなってしまった。食欲もあまりない。外へ散歩に行く予定だったが、それもキャンセル。シスプラチンが薄くなってきたのか、体の痛みが少しずつ出て来たようだ。「明日ぐらいからは鎮痛剤のお世話にならないと、外出できないかな…」と言っている。また熱も出てくるのかな…

  2005/09/20

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  歩け歩け大作戦

  木曜日に少し長めに歩いて以来、なんだか体調が良さそうなので、ママは「やっぱり歩くことが癌を治すためにはいいのではないか」と思いはじめたようである。以前にこのプログでも書いた「幸せはガンがくれた」 という本にも書いてあったのだが、かなり危険な状態の患者さんが自らの意志で歩くようにしてから、容態が良くなり、ついには癌が治ったという話…ママにも『歩くことは癌治療には良いんだよ～』とずっと言って来たけど、身を以て感じたようだ。幸せはガンがくれた今日もラーメンを食べにいった後、そこから家まで『歩く！』というので、私とママとで20分ぐらいかけて、テクテク歩いて帰った。歩くとお腹の調子もよくなり、食欲も湧き、良く眠れるらしい。細くなってしまったママの足も歩くことによって、筋肉がつくだろう。明日も歩きたい、のだそうだ。てくてく、てくてく。

  2005/09/19

• 料理

  今日もありがたいことに体調が良かった。料理とそうじをやる、というので今日は任せてみた。「家事ができる」「家族の役にたっている」というのがママの喜びのようだ。「どこかに行きたい」と言うので、また近くの温泉に行くことにした。外に出たいと思ってくれるのはうれしいことだ。ママが元気だと、家の中が明るい。

  2005/09/16

• 外出作戦

  今日は昨日より体調が良さそうなので、「体力つけに外に出ようよ」と言って、外出することにした。最初は近くのレストランに行って、ランチを食べるだけの話だったのだが、やはり外に出ると気持ちがウキウキするのか、元気が良くなってきたので、前から気になっていた県美術館の『ゴッホ展』に行くことを提案してみた。最初は「普段着だから…」「また今度…」とためらっていたママだったのだが、運転している車の前に入って来たタクシーの後ろの窓に『ゴッホ展』と書かれていたのを発見し、「これは神様が行け、という思し召しだよ～」とこじつけて、無理矢理（？）連れて行くことに成功した。美術館につけば、全然問題なく、絵を見ることができ、おみやげまでちゃっかり買っていた。「今度栄（名古屋の繁華街）に来た時はショッピングしたい」とも。家に帰っても、昨日とはうって変わって、よくしゃべり、パパが帰って来てからも今日一日の様子をうれしそうに話していた。「ねえねえ、今日私どこに行ったかわかる～？」とかなんとか。パパは体の事を心配していたが、本人はいたって上機嫌。やっぱり気分転換は必要なんだと感じた。ちょっと無理強いだったけど、結果オーライだからま、いいか。

  2005/09/15

• 体重２kg減

  シスプラ投与以降、ママの体重は2kg減って42kgになってしまった。「このままどんどん痩せていくのかな…いやだな」とママ。私の余分な肉をわけてあげたい。運動をあまりしないから、筋肉が落ちる。だからママの二の腕なんかタプンタプンになってしまった。足やおしりの肉などは今やほとんどない。もっと食べて、もっと動かないと…と私はつい言ってしまう。でもそれが本人にとっては辛いのだそうだ。最近はなぜか塩辛いものが無償に食べたくなるという。たくあんのしょうゆ漬けとかハムとか…淡白な豆腐とか野菜サラダとか煮物とかがあまり食べれなくなった。酸っぱいものは大丈夫だけれど。「あまり胃の病気には塩辛いものは良くないから辞めなよ」と言うと、「そんなこと言ったら、何も食べるものがない」といじけてしまう。「何でも好きなもの食べなよって言ってよ」と言う。でも塩辛いものなんて癌によくないから、どうしたらいいんだろう。私としては玄米、野菜、海草…そういったものをたくさん食べてもらいたのに。

  2005/09/14

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  今日は病院で検査

  いつもの通り血液検査を受けに病院へ。白血球は5200。シスプラチンを打った直後は10000以上あったので、正常値に戻った。CRPは5.2。今までと比べて炎症値の下がり方が少ない。う～ん…最近、気持ち悪いからと食欲があまりないので、先生に相談したところ、胃の働きを活発にする薬を出すとのことだった。プリンペランという薬だ。吐き気止めにも使われるらしい。抗ガン剤を一時休薬するとどうなるのかと先生に聞いてみた。最近のママを見ていると抗ガン剤のせいか体力の低下が大きいからだ。1回め、2回めの時のように休薬期間に体力が復活できなくなっているような気がするので、もう少し休む期間を増やして、その間に体力を増やせないかと思ったのだ。抗ガン剤は癌細胞も殺すが正常細胞も同時に殺してしまう。最近の体力低下はこれが原因のような気がしていた。先生曰く、抗ガン剤の投与を辞めれば、正常細胞が復活する前に癌細胞の方が増殖が早いのでより増えてしまうという。じゃあ、いつまで抗ガン剤を打てばいいのだろう。私はとても疑問に思っている。話は変わるが、ママが体に痛みを感じた時愛用しているグッズがある。私がネットで見つけたのだが、スウェーデン生まれのウィートヒートというものだ。スウェーデン生まれのウィートヒート送料無料これはオーガニック小麦を乾燥させ、天然リネンの袋に詰めたもので、電子レンジで温めて使う。スウェーデンではCEマークに認定され、ヨーロッパでは医薬部外品として扱われており、関節炎やリュウマチ、生理痛などに効果があるとして、医師の認定を受けているものだ。中には小麦がぎっしりと入っているので、結構重い。でも温めるとこの適度な重みと温かさがとてもいい感じで、肩や腰、痛いところに乗せるとホカホカと温かく、とてもリラックスする。本当に気持ちいいんです！ママもとてもお気に入りで、寝る前に温めて自分のベッドに持って行っている。痛みがやわらぐと言っている。私も肩や痛いところに乗せてみたが、とてもいい感じ。実は冷蔵庫で冷やしても使えるというすごいモノである。でもこれからはだんだん寒くなるから、温めるの専門になるかな？私とママのおすすめです！今日から共同購入で5,040円→2,520円の半額で買えるチャンス！！しかも送料無料！私も冬に備えてもう一つ買います。↓　↓　クリック　↓　↓スウェーデン生まれのウィートヒート送料無料

  2005/09/13

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  だるさがとれず。

  昨日に引き続き、だるさがとれない様子。食欲もあまりない。立ち上がる時にふらふらすると言っている。何もしないと、自分の生きている価値がないから…（！）と言うので、今日は洗濯ものをとりこんで畳んでもらった。私にとってはとにかく家にいてもらうだけで、ありがたいのに。とろろごはんとコロッケ（不思議な取り合わせだ）が食べたいというので、スーパーで『伊勢いも』とカボチャコロッケを買って来た。伊勢いもは長いもと比べると粘り気がすごい。でも結局ほとんど食べずにまたフルーツばかり食べていたけど…最近のお気に入りは『ネクタリン』。すもものことだ。甘酸っぱいのがいいのだそうだ。大玉ネクタリン[直送]フルーツ以外で何かたくさん食べれるものはないかなぁ。。体重が落ちないようにプロテインでも飲ませてみようかなぁ。。。

  2005/09/12

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  私のお休み

  今日は県外の友達と一緒に万博へ行って来た。昨夜はサッカーを一緒に見て、市内のホテルに友達と一緒に泊まった。ママのガンがわかってから、私が夜、家を開けることは初めてだ。以前はいろんなところにちょくちょく旅行とかスポーツ観戦に行っていたのだけれど…家から万博はわりと近く、前売り券も買ってあったのだが、開幕してまもなくママのガンがわかったので、ずっと行けずじまいだった。午前11時頃から夜の8時頃までいたのだがすごい人で足が棒のようになってしまった。最近家にいることが多くて、こんなに歩くことってないからなぁ。。。体力落ちたなぁ。本当は家族で一番ママが万博へ行きたがっていたので、体調の良い時になんとか連れて行こうとしていたのだが、9月に入っての万博の混み方は尋常でなく、今日、自分でも体験してみて、ちょっとママを行かせるのはきついかな…と感じた。会場に入るまでも30分から1時間入場チェックで並ばなくてはいけないし、どこのパビリオンを見るのもかなり並ばなくてはいけないし、トイレもごはんもみんな並ばなくてはいけないし、最後に帰る時も駅のホームに行くまでまた長時間並ばなくてはいけない…ちょっと負担が大きいなぁ。家に帰るとママは「すごくダルい」言ってソファーに横たわっていた。昨日私が出かける時はわりと調子良さそうだったのに。パパは私の顔を見ると、ママを任せられると思ったのか、すぐに自分の部屋に寝にいってしまった。私のいなかった昨夜からの丸一日、パパは奮闘したそうだ。でもがんばり過ぎて、疲れちゃったのね～看護は頑張り過ぎてもダメなんだよね。キッコロとモリゾーのDVD。中部地区ではアニメも放映されていたんですよ！モリゾーとキッコロ　1モリゾーとキッコロ　2

  2005/09/11

• 辛そう…

  4度目のシスプラチン投与。今回が一番体調が悪い。体が痛い、だるいといっている。ご飯もほとんど食べない。家から持って来たちらし寿司とぶどうは少し食べてくれたが、病院食はまずいので汁ものくらいしか食べないのだ。もう少し病院食がおいしいか、体に気をつかったもの（たとえば玄米を使うとか）だったらいいのになぁ。今日はいつもよりシスプラチン投与時間が遅かったので、私が帰るころ（7時半）から利尿剤投与だった。これをやると…トイレ、トイレ，トイレになる。「今夜は寝れないから、たぶん明日はくたばってるんで早く来てね」とママは言った。体が痛くて、トイレ頻繁で、睡眠不足だとそりゃ、辛いよね。明日どうなんだろう。。。心配。

  2005/09/07

• 入院

  入院のため、内科病棟へ。連れて行かれた部屋は二人部屋！四人部屋の空きがないのだという。もちろん追加料金はかからないのだが、ママは不安を隠せない。なぜならトイレから遠い病室だからだ。しかも奥のベッド。「トイレから近い部屋は空いてないんですか？先生に、トイレから近い部屋の廊下側のベッドで、とお願いしてあったんですけれど」とママ。なんか半分ベソをかいている。とにかくシスプラの後の利尿剤＆ソリタT3の大量流し攻撃はトイレとの戦いだ。利尿剤を入れた時は1時間の間、トイレに行き詰め、その後も1-2時間に1回はトイレだ。夜中もそう。普通の尿意と違って、したいと思うとすぐ出そうになるのだそうだ。だからトイレから遠い部屋はもらしてしまう危険性があるのである。ポータブルトイレを部屋に置くという案も出たが、かなり抵抗があるらしい。となりの人に気を使っているのだろう。音がするとかにおいがするとか…「どうしよう…」と半泣き状態だ。看護婦さんがもう一度調べて来てくれたら、なんとかトイレに近い四人部屋に空きがでるとのことで、ママはホッと胸をなでおろした。病院食はほとんど食べなかった。だからパイナップルとおにぎりを売店で買って来たら、それは食べた。最近、食べれるものが限られて来た。好き嫌いはほとんどない人だったのに。

  2005/09/06

• 行きたくない…

  明日からシスプラチンの投与入院。夜、ママは「行きたくない…」と泣いた。今までで一番行く前の体調が良くないからだ。シスプラ打つと、その後利尿剤やら薬を流すための生理食塩水やらで水分過多になり、何回も何回もお手洗いに行かなくてはいけない。そのため4日間ぐらいはほとんど寝れない状態になるので、とても不安がっている。「じゃあ、シスプラやめる？」というとそれも不安だという。正直なところ、抗ガン剤がママにとっていいのか、悪いのかわからない。ママが体のいたるところ痛くなったのって、抗ガン剤投与してからだもの。

  2005/09/05

• 

  外食

  来週の火曜日からまたシスプラチン投与のため入院である。病院食はあまり食べないママにスタミナでもつけさせようと、ちょっとリッチにしゃぶしゃぶを食べに行った。外食の時は家で食べるより食が進んでいる気がする。今日も結構食べていた。本人曰く、外食の時は化粧もし、髪も整え、洋服もそれなりのものを着ることによって、気持ちがシャンとして、何となく病気ではないような気になるのだそうだ。気の持ちようとはよく言ったものだが、外にでればヨレヨレではいられないというちょっとした『格好づけ』がプラスに働くのだろう。家に戻れば、またグターとしてしまうのだが…今日も胸の下、背中が痛いと言うので、テレビを見ながらさすっていた。ママは昨日、今日のニ夜連続のドラマ、『積木くずし真相 ~あの家族、その後の悲劇~ 』を泣きながら見ている。主人公が病気のドラマはどうも感情移入してしまうようだ。「あんないい子が早く死んでしまうなんて、かわいそうだ。あの子をいじめた人たちがのうのうと生きているかと思うと許せない！」と激怒していた。由香里の死そして愛

  2005/09/03

• 整形外科

  今日は私のピロリ菌除去後（いったいいつやったか忘れるくらい時間が空いている！！）検査と、ママの整形外科の診察があった。私が検査室に行くと、「あ～○○さん、検査、昨日でしたね～」と言われてしまった。うそ～？？？カレンダーにもしっかり書きこんでおいたのに？？？昨日ならママの診察と一緒の日だから便利だったのに、って残念がってたのに、昨日だったって？？？私ってなんておバカ。ママの方はレントゲンを撮って、それを見ながらの所見だったが、やはり骨には異常なしとのこと。本当は念のためMRIを撮りたかったらしいが、予約でいっぱいでなんと通常だと10月しか空きがないんだそうだ！びっくり。結局入院中にキャンセルが出たら、すぐに撮ることになる。病気を見つけるのも大変なのだ。結果がよかったからか、今日は出かける前に鎮痛剤を飲んだからか、ママはわりと調子が良く、昼ご飯のためによったイオンショッピングセンターで3時間ぐらいショッピングを楽しむことができた。最近ではめずらしいことだ。歩ける時に歩いて、体力をつけることは大事だと思うので、今日は良い1日でした。

  2005/08/31

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