私は、小説が書けない

ピナコラーダ（ピニャコラーダとも言う）って名のトロピカル・カクテルがあります。材料は、ラム、パイナップルジュース、ココナツミルク。お好みでレモンジュースを少々加えることも。それが本格的な作り方なんだけど、より簡単な方法もあります。今では、大多数のお店がこちらの作り方を採用してるのでは？つまり、「マリブ」って言うココナツラムを使うこと。そうすれば、後はパイナップルジュースと牛乳をプラスすればオッケー。

さて、かなり前の話。友人に勧められて、村上春樹の「ダンス、ダンス、ダンス」を読みました。その友人は大絶賛してたんだけど、私が単にアホだからでしょうか？最後の最後まで何のことか分からなかった。いや、ストーリーは分かるのよ。ただ、「で、それが？」ってのが正直なワタクシの感想。全国の、いや世界中の春樹ファンの方々、ほんまにすんません。余談だけど、彼。今のところ、最もノーベル文学賞に近い日本人らしいね。ふ～ん。

何はともあれ、その小説を勧めてくれた友人は、「これ読んだら、ピナコラーダが飲みたくなるよ」とも言ってた。これは、ズバリその通りでした。と言うのも、「ダンス、ダンス、ダンス」では、主人公がピナコラーダを飲むシーンが度々登場する。ってなワケで、お話はイマイチと感じた私だったけど、友人の予言（？）通り。読み終わってから無性にピナコラーダが飲みたくなったのだ（笑）！

それを試す機会はすぐに訪れました。が、しかし。アカンかった～（苦笑）！ってのも、またまた私の好き嫌いの話になっちゃうんだが、牛乳って好きじゃないの。そんなヤツがピナコラーダを飲んだって、「美味しい～♪」ってリアクションにならんでしょ？それに、全体的になんか甘ったるくて、とにかく嫌でした。そんな私は、それ以来。ピナコラーダのみならず、マリブさえも拒否ってた。だってさ、なんか日焼けオイルの匂いがするもん（笑）。

が、しかし・・・

「マリブパイン」ってカクテルがあることを、最近になって知りました。まあ、これは何も目新しいものじゃないんだけどさ。私って、去年あたりまではカクテル飲まない派だったから。知らんかったのよ。とにかく、マリブパインってのは、ピナコラーダの牛乳なしバージョン。つまり、マリブとパイナップルジュースのみ。いや～、参りました！ただ単に牛乳を入れないだけで、「嫌い」から「好き」へと気持ちは早変わり。あ～ん、私の味覚ったら～ん。なんて、気まぐれ（笑）。とにかく、文句なしに美味しい～！まるで、ジュースみたい。不思議とマリブ独特の匂いも気にならない。ゴクゴク飲めちゃう。けど、ゴクゴク飲んだらアカンねんで～。一応、お酒やからねっ（笑）。

それ以来、ハマッちゃってます。これは、おそらく。パイナップルジュースの魔法とでも言うのでしょうか？何とでも合う！テキーラと割っても、イケる。テキーラって、あの喉を焼き付けるような感触がどうも苦手だったんだけど、パイナップルジュースをプラスすると、すごくまろやかになるのです。あと、ウイスキーとかにもナイスマッチ。それと、意外に思うかもしれないけど、ビールと割ってもめちゃ美味しい。お酒がダメな方は、それこそノンアルコール・カクテルにパイナップルジュースが使われていること多々ありなので、そう言うふうに楽しむこともできます。

とにかく、パイナップルジュースってすごいぞ。生のパイナップルは舌がピリピリするのであまり好かん。けれど、ジュースになると、なぜこんなにすんばらすぃ～？

これぞ、マジックだわ