「サタデースクランブル」はどうなるの?
いまだに川田亜子さん自殺の衝撃を引きずっている私ですが、そのような方はきっと少なくないことでしょう。 ということで、今回も川田さん関連のことを書こうと思います。 それは、死の直前までキャスターを務めていたテレビ朝日の「サタデースクランブル」が今後どうなるのかということです。 関東ローカルの番組なので、北陸の人間にとってはどうなろうが特に関係ないのですが、ちょっと気になるものですからそのことについて書きますね。 毎週土曜の午前に放送されている「サタデースクランブル」、川田さんはTBSを退社してすぐの昨年4月からこの番組のキャスターを務めるようになりました。 1週間の出来事をわかりやすく伝える番組で、視聴率も裏番組を相手に健闘しているようです。 報道志向だった川田さんはこの番組にとても力を入れていたらしく、出演者の話に真剣に耳を傾けたり、時には自ら取材に出向いたりと、並々ならぬ思いで番組に取り組んでいたそうです。 しかし最近、特に今月に入ってからはやはりスタッフに体調不良を訴えていたようです。 そのため、川田さんになるべく負担がかからないよう配慮していたそうですが、番組に迷惑をかけまいと思ったからでしょうか、調子がよくないと言いながらも、明るい表情で振舞っていたとのことです。 そして5月24日、いつもと同じように「サタスク」のキャスターとしての仕事をこなし、その2日後自らの手で命を絶ってしまったのです。 さて本題の「サタスク」の今後についてですが、今週土曜放送分の川田さんの代役は未定なのだそうです。 そしておそらく、川田さんが亡くなったことを冒頭で伝えることでしょう。 で、ここからが私の勝手な推測なのですが、もしかすると急遽6月いっぱいで番組を終わらせるのではないかと思います。 もちろん、かつての「アフタヌーンショー」のやらせリンチ事件のような不祥事が明るみになったわけではありません。 まずまずの視聴率ですし、川田さんの自殺だってあくまで個人的な問題ですからね。 それでも、レギュラー出演者の、しかもつい2日前までメインを務めていた人が自殺となると、番組のイメージ低下は避けられないでしょう。 その上、最後の出演回の特集が自殺志願者を説得する人のドキュメントでしたし。 定期的にその類の特集を放送していましたから、そのような密着ルポを放映している番組のキャスターが自殺じゃ、言い方悪いですがしゃれになりませんからね。 テレビ朝日は今回の川田さんの自殺の件に関して、川田さんの出身局・TBS以上に報じようとしません。 おそらく、午前中の記事にも書きましたが、毎週確実に接していながら自殺を防げなかったという良心のとがめがあるのだと思います。 まして、「サタスク」の出演者・スタッフはそう感じていることでしょう。 自殺問題に関する特集を定期的に組んでいましたから、なお憂いているでしょうね。 なので、しばらくは「サタスク」の放送を続けると思いますが、まあもしかすると来月いっぱいでの打ち切りも十分あり得るのではないでしょうか。 最終的にはテレ朝次第ですけどね。 勝手な推測を書いてしまいましたが、でも今回の一件が「サタデースクランブル」に与えたダメージは大きいと思います。 ぜひ番組関係者にはこのつらい状況を乗り越えていただきたいものです。