11/25(金)その4 Barahat Al Janoub(アパート)
勝利に沸くセネガルサポーターの太鼓の音を聞きながら、アルトゥマーマスタジアムを後にしたのが18:15頃。場外に設置されているワールドカップのモニュメントと一緒に記念写真を撮るセネガルサポーター。スタジアムのすぐ隣にはきれいな青い芝生のピッチが。一体何面あるのでしょう。素敵なスポーツ施設です。行きと同じようにバス停までの長い道のりを歩きましたが、日が落ち、照りつける太陽がない分、楽でした。スタジアムとバス停までの道のりは、ずっとフェンスで仕切られていて、私たちは道に迷う心配はありませんが、この地域の住民はこの道を横断できず不便なのではないでしょうか。またせっかくのワールドカップという世界的なイベントが近所で行われているというのに、その世界と遮断されてしまうのはもったいない気もしますが、価値観の違いなのでしょうか?バスは、メトロの駅行きの一択でした。次々と発車するので、待ち時間なし。それにしてもすごい台数のバスを動員しています。メトロのFree Zone駅に着いたのはスタジアムを出てから約1時間後。そこから宿泊先のアパート、Barahat Al Janoubを目指します。Free Zone駅からメトロで2駅の終点Al Wakra駅へ移動。さらにバスに乗り継いで行かなければならないため、アパートの周りに何もなかった場合に備えて駅の売店で水を購入。小さなペットボトルなのに7リヤル(約270円)もしました。この時は、そんなものかと思ったのですが、後日、街中で同じサイズの水を買ったら1リヤル(約40円)だったので、どんな高級水だったのでしょうか?夕飯を食べておこうと、駅から見えた線路沿いのショッピングモールを目指したのですが、片方の出口から出ようとするとこっちにはこの先に道はないと止められ、もう片方の出口から出ても道は行き止まり。近くを歩いている人に聞いても、よく分からず。しょうがないので、近くのガソリンスタンドに併設されていたカフェに入りました。ケバブラップのようなものとフライドポテト、そしてフレッシュバナナジュースで26リヤル(約1,000円)。バナナジュースが美味しく、お腹に溜まったので、満腹感がありました。駅に戻り、Barahat Al Janoub行きのバスに乗り込みました。バス停からは見えた光。パブリックビューイング会場?バスに揺られて30分、まだ着かないの?と飽きた頃にやっと到着。バスを降りたものの同じような3階建てのアパートが延々と続いている。↑は次の日の朝、撮った写真。私が予約してあるのは、クラスターS、つまりS街区。クラスターK・・・、L・・・、M・・・。あれ?順番に並んでるのかと思ったら道の反対側にクラスターUがある。隣の街区にTがあって、S街区発見!バスを降りてからひたすらまっすぐな道を10分以上、感覚的には1kmくらい歩いた気分。さて、チェックインですが、日本を出発する前の11/22(火)(ワールドカップ開幕戦の翌日)、Barahat Al Janoubから予めチェックインフォームに入力して送信してほしいという内容の緊急連絡のメールが届きました。ちょうどこの頃は、ファンビレッジのチェックインに6時間かかったなどと日本でもニュースになっていた頃です。そんなトラブルには巻き込まれたくなかったので、すぐにチェックインフォームに入力して送信しました。また、2019年のアジアカップUAE大会で知り合ったSさんが、23日(水)から Barahat Al JanoubのクラスターOに宿泊していると聞いていたので、事前にメールで各街区のレセプションでチェックインすることを教えてもらっていました。通りから少し入った奥まった場所にプレハブがあり、そこがS街区のレセプションでした。↑これも翌日に撮った写真事前にフォームを送信していたおかげか、チェックインはスムーズに終わり、鍵をもらい、部屋へ。私の部屋は、レセプションの裏の棟の2階の奥。重厚なドアを開けて中に入ると・・・、めっちゃシンプル!部屋には、パイプベッドとロッカー、それにエアコンのみ。ベッドの上にはタオルと2リットルの水。シャワーとトイレは室内にある。冷蔵庫と電子レンジは各フロアの共用スペースにありました。ゲストハウスを貸切りしているようなイメージです。シャワーのお湯もちゃんと出るし、バスルームにタオルをかけるところがないこと以外は、設備的にはこんなものかなと。ただ、ペンキの匂いが残っていて換気がしたいのに、窓が廊下側にしかなくて開けられないことと、床が砂ぼこりでザラザラなことには閉口。ちなみに帰国後にこのアパートを手がけたカタールの建設会社Barwa社のウェブサイトを読んでみたところ、Barahat Al Janoubは、約75万平方メートルの土地に3階建アパートが 1,404棟建設され、総部屋数は16,848部屋だそうです。(Barwa Barahat Al Janoub)スタジアム建設のために集められた労働者用の住居をファン用に改装して提供しているという話も聞きましたが、ここBarahat Al Janoubは2022年5月に完成ということで、それはなさそうです。それにしても砂漠の中にこんなでっかい団地を作ってしまって、ワールドカップの後はちゃんと有効活用できるのか心配です。さて、ここで私のこの旅最大のミスが発覚します。海外旅行の必須アイテム、変換プラグを持ってきてないことに気がついたのです!昨夜はHYさんのホテルにお世話になったため、HYさんのUSBアダプタをお借りしてスマホの充電をしたので気づかなかったのですが、この日スマホの充電をしようと思ったら、あれ?プラグの形が日本と違う!しかもUSBポートもない!久しぶりの海外旅行で、やっちまいました!なにせ今大会はスタジアムに入るのにも電子チケットが必要なのでスマホが使えなくなるのは大ピンチです。しかもスマホの充電は残りわずか。カメラやGoogleマップなどを使わずに頑張ったとしても、明日の試合まで持つとは思えません。明日、ドーハ市内で電気屋を探して変換プラグを購入するにしても、今夜少しでも充電しておきたい。そこで、クラスターOに宿泊しているSさんに「今夜だけ変換プラグを貸してもらえませんか?」とメールを送ってみました。もう藁にもすがる思いです。もしかしたらSさん、スタジアムで観戦している最中かもしれないと思いながら返信を待っていると「私の余ってるんで使ってください。」との返事が!神がいた!SさんのクラスターOは、私のクラスターSの斜め前だったらしく、先ほどチェックインしたレセプションで待合せをしてSさんと会うことができました。しかも一晩だけお借りできればと思っていたのに、使っていないものだからといただいてしまいました。Sさん、本当に助かりました!ありがとうございました!#jfa #daihyo #日本代表#FIFAWorldCup #Qatar2022#ワールドカップ #カタール