2008/04/24(木)12:19
最近の弊社サプライヤーの動き
先日、中国で利用しているサプライヤーの一社から、もう取引出来ないとの通告がありました。
弊社の要求が厳しすぎると言うのです。
あまりにも不良品が多く、返品を繰り返していましたから、こちらも「もうダメかな・・」と考えていたところだったので、特に反論することもなく、了解しました。
弊社が取引をしている中国の自動車部品工場は数社あり、品質や管理を向上させている工場も、その反対にどんどん悪くなっている工場もあるのですが、コスト削減のために、品質を落としている工場の方が多くなっています。
そして、その多くが、北米向けに粗悪品を薄利多売する方向に進んでおり、残念です。
製品を使用する消費者は眼中に無い、という状態です。
品質確保を重視しているサプライヤーは、支払いをドルからユーロに変えたり、材料の購買を増やして、ある程度の在庫を抱えたり、効率改善のために工程変更をしたりと、努力をしています。
こういった工場が増えるとありがたいのですが、中々見つかりませんね・・。
口では素晴らしいことを言うものの、実行に移さない経営者があまりにも多いんですよ・・。
ただ、品質が悪くなる、材料を変更する、値上げをする、などが分かり易いことは、こちらもすぐに対応が出来ますので助かっています。
分からないように変更されると、本当に困りますからね。
理由を明確に説明し、理解し合って取引を中止しておけば、またの機会があるかも知れませんから、今回取引を中止する工場とも、良い関係を維持する方針です。
しかし、次のサプライヤー候補を探すのは、また骨が折れる仕事ですから悩んでしまいます・・。
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