トリプルＲ＋Ｙ

オススメ度 ☆☆☆☆




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＜STORY＞
『火の粉』『犯人に告ぐ』の俊英が贈る、新たなる感動作！
香恵はバイトとサークルに勤しむごく普通の大学生だ。ある日、前の居住者が置き忘れたノートの束を見つける。興味本位でノートを手にする香恵。そのノートが開かれた時、彼女の平凡な日常は大きく変わり始める――。


私の部屋に置き忘れられた一冊のノート。はじめは手に取るつもりもなかったのに。そのノートを開きはじめたとき、私の平凡な日常は大きく変わりはじめる―。『火の粉』『犯人に告ぐ』の俊英が贈る、２００６年最初にして最高の物語。携帯サイトでの連載時から感動の声が続々。１００万アクセスを突破した、切なく暖かい恋愛小説。
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最近雫井脩介さんの小説にハマってます。
以前に『火の粉』
のレビューも書きましたが、その後も色々読み続け、あまりハズレのない作家さんだなと思ってます。
何よりもどの小説もずっしり読みごたえがあり、しかも飽きさせないところが魅力的。


さてさて、この『クローズド・ノート』。
結構話題になってると思いきや、携帯サイトに連載していたらしいですね。
私は携帯で小説なんて読もうとは思いませんが、結構読んでる人もいるんだなぁと感心しました。


今までは事件性の高い作品が多かったと思うのですが、今回は雫井さん初の恋愛小説。
主人公の女子大生の女の子が身近な感じで親近感を感じます。
ストーリー自体はある程度読むと先が読めてしまうのですが、それでもやはり先へ先へと読みたくなってしまい、最後まで真剣に読むことができました。


泣ける！！とまではいきませんが、ホロっと心温かくなる作品です。
携帯サイトで連載していただけあって、とても読みやすいので小説が苦手な方にもオススメです。




デビュー作の『栄光一途』とシリーズの『白銀を踏み荒らせ』も面白い。




次は『犯人に告ぐ』が読みたい！！