自分と日本酒の初めての付き合い

2025.04.09

カテゴリ：石川の地酒

金沢の油与商店です。

当店は石川の伝統的な発酵珍味である魚のぬか漬け「こんか漬け」を製造販売していますが、ご飯のお供にはもちろん、酒の肴として、特に同じ石川の地酒に合う食材という価値が非常に高いものであると思っております。

当店は数年前から酒販免許を取得し、こんか漬けとの抱き合わせ・詰め合せも含め、酒類の販売をしておりますが、私自身お酒は好きなものの日本酒を飲んでこなかったため、どんな銘柄があり、何が有名で何が美味しいと評判なのか、正直判っておりませんでした。

漠然としたイメージで、こんか漬けを日本酒の肴に最適！と謳いつつ販売してきたものの、実際自分自身食マッチングしてなかったのです。

それで、酒類を販売するにあたり日本酒関連の書籍を読み漁りつつ、石川県内の各酒蔵の代表銘柄で人気商品や定番商品を1本ずつ飲んでいくことにしました。

今では味の良さが分かり愛飲出来るものでも初めて飲んだ際に、旨い！と感じなかったものもありました。そんな日本酒ビギナーの自分が初めて美味しい！と思った地酒が「手取川」の大吟醸生酒あらばしりです。

目から鱗が落ちる思いでした。こんなに日本酒が美味しいとは思いませんでした。日本酒でフルーティーな味わいというのを始めて教えてくれたお酒です。

後でわかった話ですが、日本酒度はそこそこ高いものの、上品な甘さも感じられ、生酒なので冷酒でスッキリいただけたのも良かったと思います。

このお酒は特に女性にお勧めとしているお店も多いのですが、デザートのように少しづつ飲めるお酒でもあるのでそう評されるのも納得ですね。