日本ワインと和食のマリアージュ
金沢の油与商店です。前回に引き続き「JWINE」の話になります。日本ワインのマリアージュですが、日本ワインはその繊細な味わいのため、合わせるとしたらやはり和食になります。一般的に、ワインの世界では料理とのマリアージュが重視されます。それは合わせるワインによって、より一層料理を引き立てることが出来るからです。一例として、バターをたっぷり使ったソースで食べるフレンチや、ニンニクとハーブ、スパイスを効かせたイタリアンに合わせるワインは、これらの料理に負けない、しっかりとした輪郭のワインが好まれます。一方、和食は「だし」をベースにした繊細な味わいが特徴です。ここに、しっかりとした輪郭のワインを合わせてしまうと、ワインが際立ってしまい、お互いを高めあうマリアージュにはなりません。ワインが出すぎず、かつ控えめすぎないというのが、和食に合わせるワインに求められるマリアージュになると思います。