悪夢について
悪夢をみる原因には二つのテカゴリーがある。夢を見る本人に問題がある場合と、睡眠の環境に問題がある場合である。前者の例には心配事や不安、体の変調、暴飲暴食などがあり、後者にはふだんとちがうところで寝たり、布団が重たすぎたり、窮屈な姿勢で寝たりすることがあげられる。したがって悪夢を見ないためにはこうした原因を取り除いてやればよい。また自分が夢を見ているのだとわかっている状況(明晰夢)では、夢を自由にコントロールすることができる。この明晰夢をみられるように訓練すれば、悪夢を見ていてもそれをよい夢にかえられる。明晰夢をみるために心理学者のパトリシア・ガーフィールドによって考案された訓練法は次のようなものである。1、朝に夢から自然に目覚めるようにする。2、目覚めた後、見た夢を思い出し記憶する。3、自分に「この次に夢を見ているときには夢を見ていることに気づきたい」といい聞かせる。4、目を閉じて夢を見ているときのように目を動かす。