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2015/10/22(木)01:28

まわり道

ただのドラマ(18)

あっき〜2002さんの楽天エンタメナビでの映画「まわり道」の作品評価は4点(5点満点)です!映画「まわり道」■出演者リュディガー・フォグラー/ハンナ・シグラ/ナスターシャ・キンスキー/H・C・ブレッヒ/ペーター・ケルン作品レビュー「ドイツ人の心の旅」を楽天エンタメナビで見る あらすじ 「都会のアリス」「さすらい」と並んで表される ヴェンダース・ロード・ムービー三部作の一本。 ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』を叩き台にした 現代ドイツにおける孤独を紡ぎ出す内省的な作品。 荒涼としたドイツを一人歩く青年。 作家を目指しながら何も書けない焦燥にあった彼に、 母が旅することを勧めたのだった。 そこで彼は、元ナチスの老芸人とその孫娘、 女優や自称“詩人”の青年などと出会い、 ライン河畔の丘陵地帯にある金持ちの大邸宅に辿り着く。 そこで過ごす内に彼らは、心のすれ違いの中で幾つかの悲劇をみる… ナスターシャ・キンスキーのデビュー作という事で観たのですが、 当時、学生だったのに凄く退屈に感じてしまいました。 大人になってからもう一度見直すと、 映画としての評価の高い作品で、情緒に溢れるロードムービーで、 ドイツ人の心の旅みたいなものが表現されています。 初めて見た時は、ほんと退屈で、 全然関係ない外国のおっさんが、 電車とか乗って、自分探しの旅に出て、 行った先で、大道芸人の少女が登場するのだが・・ 足の裏に竹馬をつけてバック転、側転したりと、 香港のカンフー映画を超える運動神経を披露 それが、ナスターシャ・キンスキー(デビュー) 13歳でフルヌードのベッドシーンを披露してました。 が、 なんか、表情からなにから子供に全然見えない 監督のヴィム・ヴェンダース氏は、 一言で言うと、あっちの宮崎駿みたいな感じに思いました。 日本人にしかない情感の描写とかが上手な人の、 ドイツ実写映画版 風景を撮影するだけなんですが、 それによって、その風景を見て感じるものというのを 映画的、ストーリー的に訴えて来るんですよね、 だから、 被写体にナスターシャ・キンスキーを選べば・・ という事だったみたいで、 「まわり道」で13歳のナスターシャを撮り、 10年後に、再び 「パリ、テキサス」で、成長したナスターシャを撮り 教科書にも出て来るぐらいの監督さんで、 ロードムービー三部作といえば、 「都会のアリス」、「まわり道」、「さすらい」 ですね 2015年に、ナスターシャ・キンスキーは賞もらってましたが、 その時、代表作の「パリ、テキサス」が何故か・・ カルト映画・・って紹介されてました。 当事はロードムービーだったんですが、 それが、謎に包まれたサスペンスみたいに盛られていて、 風景とか楽しむどころじゃなかった気もしたりして、 評価高くて新人賞もらってた作品なのに・・あれ?と思いました。 ロードムービーの面白いところというのは、 まぁ、とりあえず行った事も無い、見たことも無い景色だとか、 また逆に、その場所を知っていて、その風景を見るのと、 監督のカメラから捕らえたその場所の表情だとか、 どういった視点で、何を思うのかを風景画で表現するとか、 そういう文学的な繊細なものでは有るのですが、 映画はエンターテイメントと思う人からすると、 もうすこし、味付けの濃い、刺激の強いものを求めてしまい、 そうなってくると、イーストウッドのガントレットみたいな、 アレも一応ロードムービー?だったりしたんですが 近年の飽和状態とネタ切れの中、 舞台が移動しながらお話が繰り広げられる 話の先が見えない系がロードムービーになってしまってて、 フロム・ダスク・ティル・ドーンとか、 超展開に驚かされるものへの評価が高かったりする。 まぁ、 実際見てみたら、やっぱりそっちの方が面白いわけでw

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