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2006年02月04日
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 書肆アクセスで人気の「旅の本」。

 廃村や過疎の村を訪問し、その風景を淡々とした文章で伝える●『廃村と過疎の風景』HEYANEKO(浅原昭生)著・刊 の新刊が久しぶりに刊行されます。

 ★書肆アクセスのは、2月9日頃搬入予定です。
 ぜひどうぞ。

 ●『廃村と過疎の風景(2)―DISCAVER JAPAN,DISCAVER MYLIFE』HEYANEKO著・刊行・1500円
  →5年ぶりの新刊。
 2001年2月から2005年4月までの4年3ヶ月間。廃村と過疎集落への旅を主軸にまとめられた本書は、北海道から沖縄まで、計37章にまとめられています。冬の季節に無人となる集落や「高度過疎」集落も含んだ「廃村」86か所。過疎集落は21か所。

 ☆過疎地域とは…
 ・昭和35年(40年)から平成7年(12年)までの35年間の人口減少率が、
   〇 人口減少率が30%以上
   〇 人口減少率が25%以上で、平成7年(12年)の高齢者比率が24%以上
   〇 人口減少率が25%以上で、平成7年(12年)の若年者比率が15%以下

 (注)高齢者:65歳以上/若年者:15歳以上30歳未満

 この中には、「戦前に建った廃墟ホテル-兵庫県、琉球王府ゆかりの開墾集落-沖縄県、炭鉱跡のある町-長崎県、冬季分校のある集落-山形県・秋田県、へき地5級のある集落-青森県・秋田県、戦後の開拓集落-岩手県」といった特徴のある地域も登場します。

 私は《へき地5級》という言葉を、今回初めて浅原さんに教えて頂きました。
 「どんなトコなんだ、いったい!へき地、おまけに5級??」と思ったのですが、青森県佐井村牛滝についてお伺いすると、
 「行くのが結構大変なんですが、町は漁業の水揚げだかも高く、みんな明るく暮らしてます」と淡々と語ってくださいました。
 「過疎というと《暗いイメージ》があるようですが、実際に行けばと決して殺伐としているわけではなく、皆さん明るく生活されていますよ。」というお話は、行って経験し、自分の五感で感じてきた方の、説得力ある言葉でした。

 三線を演奏されたり、素敵な奥様と旅をされたり…とても楽しい内容です。
 《まえがき》は、無明舎出版から『消えた村の記録』『消えた分校の記録』『開拓村の記録』を出されている佐藤晃之輔氏。
 浅原さんの旅の記録は、気負いなく、先入観なく、その土地をじっくりと感じ見て伝える、貴重な作品です。

 佐藤氏が「日本の針路は都市からだけで見ないで、廃村から見ることも必要」と本文を引き「まことの名言」とおっしゃっています。
 ほんとうに。

 ますます、素晴らしい旅を続けてぜひそのお話をお聞かせください。(Z)








最終更新日  2006年02月04日 17時47分07秒
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