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![]() 廃村や過疎の村を訪問し、その風景を淡々とした文章で伝える●『廃村と過疎の風景』HEYANEKO(浅原昭生)著・刊 の新刊が久しぶりに刊行されます。 ★書肆アクセスのは、2月9日頃搬入予定です。 ぜひどうぞ。 ●『廃村と過疎の風景(2)―DISCAVER JAPAN,DISCAVER MYLIFE』HEYANEKO著・刊行・1500円 →5年ぶりの新刊。 2001年2月から2005年4月までの4年3ヶ月間。廃村と過疎集落への旅を主軸にまとめられた本書は、北海道から沖縄まで、計37章にまとめられています。冬の季節に無人となる集落や「高度過疎」集落も含んだ「廃村」86か所。過疎集落は21か所。 ☆過疎地域とは… ・昭和35年(40年)から平成7年(12年)までの35年間の人口減少率が、 〇 人口減少率が30%以上 〇 人口減少率が25%以上で、平成7年(12年)の高齢者比率が24%以上 〇 人口減少率が25%以上で、平成7年(12年)の若年者比率が15%以下 (注)高齢者:65歳以上/若年者:15歳以上30歳未満 この中には、「戦前に建った廃墟ホテル-兵庫県、琉球王府ゆかりの開墾集落-沖縄県、炭鉱跡のある町-長崎県、冬季分校のある集落-山形県・秋田県、へき地5級のある集落-青森県・秋田県、戦後の開拓集落-岩手県」といった特徴のある地域も登場します。 私は《へき地5級》という言葉を、今回初めて浅原さんに教えて頂きました。 「どんなトコなんだ、いったい!へき地、おまけに5級??」と思ったのですが、青森県佐井村牛滝についてお伺いすると、 「行くのが結構大変なんですが、町は漁業の水揚げだかも高く、みんな明るく暮らしてます」と淡々と語ってくださいました。 「過疎というと《暗いイメージ》があるようですが、実際に行けばと決して殺伐としているわけではなく、皆さん明るく生活されていますよ。」というお話は、行って経験し、自分の五感で感じてきた方の、説得力ある言葉でした。 三線を演奏されたり、素敵な奥様と旅をされたり…とても楽しい内容です。 《まえがき》は、無明舎出版から『消えた村の記録』『消えた分校の記録』『開拓村の記録』を出されている佐藤晃之輔氏。 浅原さんの旅の記録は、気負いなく、先入観なく、その土地をじっくりと感じ見て伝える、貴重な作品です。 佐藤氏が「日本の針路は都市からだけで見ないで、廃村から見ることも必要」と本文を引き「まことの名言」とおっしゃっています。 ほんとうに。 ますます、素晴らしい旅を続けてぜひそのお話をお聞かせください。(Z)
最終更新日
2006年02月04日 17時47分07秒
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