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永江朗さんの新刊が入荷しました。
●『ブックショップはワンダーランド』永江朗著・六耀社刊・1680円・ISBN4-89737-558-4 →「永江朗が書店員と語る13の話。」(帯より) 「最近、本の広告などで、本屋さんのコメントや推薦文がついたものを多く見かけるようになりました。一種の本屋ブームですね。だったら、本屋さんが本について語る場がたくさんあってもいいのにと思います。作家を招いたトークショーもいいけど、本屋さんが自分の見せで好きな本や面白かった本について語っても楽しいんじゃないでしょうか。(後略)」あとがきより 書店、出版界の達人・永江朗さんが、13の書店の書店員と「本」について語る本書。 永江さんはその店の「定番」を大切にされます。 「定番」とは、その書店の中で、常に置かれている(外したくないと書店員が大切に思っている)本のこと。当然旧刊もアリ。 各書店の「定番」本にスポットを当てながら、永江流に、「定番」本からその書店や書店員の思いや考えを引き出し、書店の輪郭を描く、そんな一冊だと思います。 「本屋さんは知識を出し惜しみしているのではないか、と常々思っていました。というのも取材などで本屋さんと話すととても面白いんですね。しかも、本について話しはじめると止まらない人がほとんどです。」まえがきより 本屋で働いて、とにかく一冊一冊を際立たせるため何ができるのだろう、とずっと考えています。 何ができるのでしょう。 ひとつの本は、それぞれ著者、編者、版元と背景をもち、今、書店にやってきました。この本が、ひとりでも多くの読者に出会う場を作るのが、書店員の仕事だとする時、いつも「スッ」と棚に入れて「棚に指された本」にしてしまう、自分の力量のなさを感じてしまいます。 でも、棚からお客さんが自由に好きなように本を選ばれる、その行為というか、そのものが好きなんですよね。だから、「これこれ!」って自分が言うのも、どうなんだろう、と思います。 本書●『ブックショップはワンダーランド』(略して『ブックワン』)で、幸運にも永江さんに取材していただき、お話をする機会がもてた時、「定番」を!と言われ、随分色々なことについて考えました。(「沖縄の本の定番」を考えました。) 色々なこと。それは書肆アクセスの柱。その本を選ぶことによって、何を大切にしているのか(しょっちゅう変わったってそれはそれでスタイルなんですね!やっとそれがわかった)。 それをいつも自分に突きつけて、一冊一冊と向きあうことなんだ、と思いました。 この本で取り上げられている書店員さんたちの話をひとつひとつ読んでゆきながら、また、書肆アクセスではどうするか、と考えたいと思います。 本は面白い。 ほんとうですね。 (ギャグじゃないです。シンケンなのだ!) 【登場する書店】 BOOK246、クレヨンハウス、ナディッフ、南洋堂書店、デザインブックス、ときわ書房、青山ブックセンター、ブックファースト渋谷店、東京堂書店、紀伊國屋書店新宿本店、教文館、書肆アクセス、リンドバーグ本店 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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