今日は何の日?
1月28日は、モーニング娘。が1998年に『モーニングコーヒー』でメジャーデビューした日です。1997年9月7日、テレビ東京系のオーディション番組『ASAYAN』内において同年4月から行われていた「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」の優勝者が平家みちよに決まった。しかし、つんくは、番組内で、最終選考で落選した中澤裕子・石黒彩・飯田圭織・安倍なつみ・福田明日香の5人も良かったということで、もしCDを5日間で5万枚売り切ることができたら、この5人でユニットを作り、メジャーデビューさせると発表する。9月14日、『ASAYAN』の放送で、つんくから、この5人のユニット名が「モーニング娘。」に決まったと発表される。11月3日、大阪・HMV心斎橋店を皮切りに、インディーズシングル「愛の種」を全国5都市で手売り販売するキャンペーンをスタートさせる。 11月30日、キャンペーン4日目となったこの日、ナゴヤ球場で9,533枚を売り上げ、目標の5万枚を完売し、メジャーデビューが決定した。12月7日、『ASAYAN』の放送で、シャ乱Qのマネージャー・和田薫より、プロデュースをつんくが担当すると発表された。 メジャーデビュー20周年、おめでとうございます。 モーニング娘。初期メンバーの中澤裕子、飯田圭織、安倍なつみ、石黒彩、福田明日香が、名古屋・愛知県芸術劇場大ホールで行われたハロー!プロジェクトのツアーコンサート「Hello!Project 20th Anniversary!! Hello!Project 2018 WINTER ~FULL SCORE~」の名古屋公演の一回目にサプライズ出演した。5人がステージでそろうのは99年4月以来、約19年ぶり。会場に満員のファンが待ち構える中、コンサートはこの日記念すべき楽曲『モーニングコーヒー(20th Anniversary Ver.)』からスタート。オープニングでステージに5人のシルエットが浮かび上がり、ステージが明るくなった瞬間オリジナルメンバーが勢揃いで現れると会場は驚きで一気に沸き上がった。昨年リリースされたデジタルシングル『愛の種(20th Anniversary Ver.)』で中澤、飯田、安倍、石黒、福田の5人が再集結して以来、初のハロー!プロジェクトコンサートでの共演だ。サビ前の安倍のソロパートでは、ファン1600人の「なっち」コールで会場が揺れた。2コーラス目からはモーニング娘。’18の現役メンバー13名がそこに合流し、楽曲の最後にはこの日参加したグループ全員がステージに登場。モーニング娘。から全てが始まったハロー!プロジェクトにとって、20年の歴史が一つになる形での『モーニングコーヒー』合唱に会場からは大きな歓声が降り注いだ。歌い終えると現役のモー娘メンバーと一緒にステージ中央に集合。中沢と飯田は身を寄せ合い、安倍はガッツポーズ。MCのまことがステージに登場し、1期メンバー5人と久しぶりにトーク。福田は「20年前はまさかグループの20周年で歌えるとは思いませんでした。思いが、胸が、いっぱいです」と涙ぐんだ。飯田は「今までのステージで一番緊張しました」と笑った。トーク後にはもう一つの思い出の楽曲である『愛の種』がオリジナルメンバー5人のみで披露。モーニング娘。のメジャーデビュー20周年を飾るステージとなった。ステージでのパフォーマンス後、中澤裕子、飯田圭織、安倍なつみ、石黒彩、福田明日香ら5人は報道陣の取材に応じた。出演を振り返ってコメントを寄せている。安倍なつみ:ステージに出る前にすっごい緊張して、皆で震えながら「がんばっていきまっしょい!」って久々に5人で気合い入れをしてステージに上がったんですけども、ファンの皆さんがあったかくて。私のソロパートでなっちコールが聞こえてきてシビれた!感動しました。ここまでにいろんなことを振り返っていて、出会いとか別れとかもあったりしながら今日こうやって20周年を迎えられているってことに感謝の気持ちで一杯ですし、本当に奇跡だなって思っています。この気持ちを忘れずにこの先も歩んでいきたいと思います。飯田圭織:本当にどうなるんだろう?て思ってて、この20年いろんなステージに立たせて頂いた中でも、一番緊張したんじゃないかっていうぐらい緊張しましたね。ただステージに立ってファンの皆さんの声援を聞いたら感覚がパッと戻ってきて、全身で楽しんで歌えました。石黒彩:『愛の種』の振り付けで皆の方を向く時にファン目線になってしまって、“うわかおりんだ!”、“めっちゃ安倍なつみだ”って思いで見てて、私達普通に話もするんですけど、スイッチが入った時の輝き方がすごい素敵だなと思って、改めてこの振り付けでよかったと思ってます。福田明日香:お久しぶりでした。やったぜ。5人揃ってやったぜ!みたいな感じですね。こんなに素晴らしい企画に呼んでもらえるとは流石に思っていなかったんですけど、誰かの卒業コンサートには見に行ったりして繋がりはずっとあったので。改めて本当にモーニング娘。がいろんな世代の方に愛されてて、私達の頃から始まって今の現役の子達やその後も頑張ってくれるメンバーがいて、すべての要素が揃っての今日を迎えられたことに本当に感謝です。中澤裕子:明日香との共演は去年の『愛の種』20周年の時に18年ぶりで、まさか5人でステージをやれるとは思っていませんでした。私達も突然話を聞かされて、“えっ、明日香も出るの? 行きます”って感じで。歌の時はすごい緊張感のなかでやらせて頂いたんですけど、トークになると自分で煽っておきながら“懐かしい”って気持ちになっちゃって。お客さんも乗っかってくれて、私達が活動してきた時期を知らない世代もいるはずなんですけど、ちゃんと“来たね!”って雰囲気を作ってもらえたことも含めて、全てにおいて凄く嬉しかったですね。現在でも1期メンバーのみのLINEグループで交流を続けているという5人。グループ結成時には全員がソロ志望のオーディションから集められたため、安倍なつみ曰く「常にお互いライバル意識があった」そうだ。中澤裕子は「今が一番仲がいいよね」と語り、他の4人もうなずいていた。今回のリハーサル時には、現役のモーニング娘。'18メンバーからサプライズでケーキが贈られ、その場にいた後輩たち全員からはデビュー20周年へのお祝いの言葉があったという。今後のアニバーサリーについてはモーニング娘。が続いていくことを全員で願いつつ、「“いつか歳いってから絶対『LOVEマシーン』踊らされるから体力はキープしておこうね”って話はしてるので、身近な目標として10年後を皆で目指します」と石黒がコメント。中澤裕子が「次は何周年の集まりがあるか分からないですけど、またモーニング娘に関わったメンバーが全員そろえるようになるくらい、今の現役たちには頑張ってほしいです」と話した。また、音楽プロデューサーのつんく♂に向けて、「つんくさん、どうもありがとうございます。私たち無事に二十歳を迎えられましたので。また5人に曲を書いてください」とメッセージを送った。現役メンバーとコラボレーションしたミニアルバム「二十歳のモーニング娘。」を来月7日に発売する。OGの5人は、制作にあたって現役メンバーと撮影やレコーディングなどを行った。印象に残った現役メンバーを聞かれると、安倍は「まーちゃん(佐藤優樹)です。突拍子もないタイミングで叫び出したりして、強烈ですよね。会うたびにびっくりする」と驚いた表情で語った。飯田は「牧野真莉愛ちゃん。手足長くて顔小さくて、私たちの時代にあのスタイルの子はいなかった」と答えた。現役メンバーについて、中沢は「今の子たちはラインダンスのパフォーマンスしていますから。ステップすら踏めなかった私たちとは違う。たくさん練習して、グループの名前を引き継いで頑張ってくれている。尊敬しています。太刀打ちできないですよ。かっこいいと思います」と称賛していた。2回目の公演ではモーニング娘。誕生20周年記念ミニアルバム『二十歳のモーニング娘。』の収録曲詳細も明らかになった。収録の中で1期メンバーとも共演したモーニング娘。’18リーダーの譜久村聖は「この20周年を通して多くの先輩方とコラボして、今のモーニング娘。’18って頑張らなきゃいけないことがたくさんあるなと思いました。ステージでご一緒した今は、向上心が一杯あります」とコメント。最新メンバーである14期の森戸知沙希はステージを振り返り「1期の皆さんが揃った時に圧倒されて、現実なのかわかんないぐらい迫力があって本当にかっこいいなって思いました。輝きすぎて、眩しくて見えないくらいでした」と20周年を通して先輩の姿を目に焼き付けた様子を語っている。新春コンサートツアー「Hello!Project 20th Anniversary!! Hello!Project 2018 WINTER ~PERFECT SCORE~/ ~FULL SCORE~」は今後、2月24日(土)の広島文化学園HBGホールまで4公演を予定。この4公演は公演パターンが「PERFECT SCORE+」へと切り替わり、それまでの「PERFECT SCORE」とは一部異なった内容で開催される。<つんく♂コメント>モーニング娘。デビュー20周年 おめでとうございます。そもそもASAYANという番組の中でオーディションしてたあの頃、いえ、「モーニング娘。」と命名したあの時に、誰が20年も続くと思っていたでしょうか。それがなんということでしょう。おかげさまで今日に至るまでに本当にたくさんのヒット曲に恵まれる事が出来ました。これもひとえに、ご家族はもちろん、お友達や業界関係の方々、そして何よりもたくさんのファンの皆さんの日々の応援のおかげだと感謝の心でいっぱいです。ひとつのグループの作品としても、これほどたくさんの作品を作ることが出来たこともそうですし、それだけでなく、たくさんのメンバーとの出会いによって、グループも僕の頭の中もいつもフレッシュでいることが出来ました。単なるでこぼこという意味だけではなかった初期メンバーの強運さも感じるし、そのあとをここまで引っ張ってきた歴々のメンバーの「モーニング娘。愛」にも何度も驚かされてきました。何もかもが揃っていたって、続けられなくなることの方が多いのが世の常。それがこうやって今日を迎えることが出来たというのは、折り重なったこのプロジェクトに関わる運と愛だと思って感謝しております。これからも欲をかく事なく、たくさんの作品と出会えると信じ、日々を楽しみにしていきたいと思います。モーニング娘。の全ての時代の全メンバー、本当におめでとう。そしてありがとう。いつまでも愛ある歌を歌ってください!ファンの皆さま、これからもどうぞよろしくお願いいたします!