大津線800系20周年記念スタンプラリー
1997年(平成9年)10月12日に京都市営地下鉄東西線が開業し、京阪京津線が浜大津駅から御陵駅を経て京都市役所前駅まで乗り入れを開始。京阪大津線800系車両は京都市営地下鉄東西線と直通運転するために新造された。東西線内ワンマン運転のためATC/ATO装置、ホームドア対応回路、誘導無線およびホーム監視装置など設備・装備を搭載した。また、広範囲にわたる電車線の高さに対応するパンタグラフ、急曲線・急勾配・併用軌道に対応するための台車・主電動機・制御装置・ブレーキ装置や車体など直通運転を配慮した特別設計、最新機器とした。 座席配置は先頭車はセミクロスシート、中間車はロングシートとした。 大津線800系が運転を開始してから20周年を迎え、それを記念したスタンプラリーが本日までの開催でしたので、「浜大津駅」「別所駅」「皇子山駅」「坂本駅」の駅名変更が変更になる前に行ってきました。近鉄丹波橋駅を10時32分に出発。 竹田駅10時35分に到着。京都市営地下鉄烏丸線と近畿日本鉄道(近鉄)京都線の駅。京都市営地下鉄を運営する京都市交通局の管轄駅(京都市交通局と近鉄の共同使用駅)であり、駅番号は京都市営地下鉄がK15、近鉄がB05。 ホームは2面4線の島式ホームが方向別に使用されており、内側の地下鉄線を外側の近鉄線が抱き込むような線形となっている。2・3番線は地下鉄烏丸線系統と近鉄線との相互直通運転の列車が、1・4番線は近鉄京都駅発着の列車が使用する。同一方向であれば地下鉄と近鉄は同一ホームで乗り換えられるので利便性が高い。2・3番線の南方には近鉄の線路に挟まれる形で2編成分の引き上げ線がある。2番線に到着した地下鉄烏丸線の当駅止まりの車両は一旦引き上げ線に入ったのち折り返して3番線に進入し、国際会館行きとなる。また、駅の北西にある地下鉄竹田車両基地への入出庫のため、2・3番線の北方で本線から分岐する渡り線が設置されている。駅到着後に竹田車両基地へ直接入庫する車両(逆も同様)は、この引上線を使用しないのが原則だが、使用する列車もある。 当駅は共同使用駅であるが京都市交通局の管轄駅となっていることから、旅客向けの設備はおおむね他の地下鉄駅(烏丸線の各駅)と共通仕様となっている。案内表示もおおむね他の地下鉄駅(烏丸線の各駅)と共通仕様だが、駅名標は基本的には地下鉄仕様となっているものの近鉄線ホーム(1・4番線)側は同社の駅名標に準じたデザインとしているほか、列車案内表示機(ソラリー)や近鉄の列車に関する自動放送は近鉄仕様のものを使用しており、両社局の仕様が混在している。なお、2番線からの地下鉄→近鉄の直通列車発車時には、自動放送は地下鉄仕様だが、発車ブザーは近鉄仕様のものが使用されている。 路線が並行する当駅から地下鉄烏丸線・近鉄京都線の京都駅までの運賃は路線ごとに異なっており、近鉄京都駅の方が安い。また、当駅以南から京都駅まで向かう場合にも近鉄・地下鉄線で運賃の不整合が生じており、近鉄京都駅までの乗車券で地下鉄京都駅で下車しようとすると追加運賃が生じる。なお、地下鉄線列車の当駅発車前には、近鉄京都駅までの乗車券で地下鉄京都駅まで乗車すると、地下鉄運賃が別途必要となる旨、車内放送で注意喚起が行われている。 竹田駅で『京都地下鉄・京阪大津線1dayチケット』を購入。10時51分発の京都市営地下鉄烏丸線に乗車し、烏丸御池駅へ。 烏丸御池駅11時03分に到着し、地下鉄東西線に乗り換える。11時08分発で山科駅へ。 山科駅11時20分に到着。部分廃止前の京阪電気鉄道京津線と、のちに建設された京都市営地下鉄東西線との重複区間は、三条(三条京阪)~京阪山科(山科)間である。当初、京阪電気鉄道(京阪)は京津線の三条~京阪山科を廃止し、京阪山科から京都市営地下鉄(地下鉄)東西線へ乗り入れる予定であったが、地下鉄東西線の線形(京都府道外環状線を北上し、京阪京津線と十字に交差)などの理由から物理的に不可能となり、接続駅が御陵に変更された。このため、山科には地下鉄駅が新設されたほか既存の京阪山科駅も存置されたことから、御陵~京阪山科間は両線が並行している。運賃不整合と案内の実際京都市内中心部と行き来する場合は地下鉄山科駅を利用すれば地下鉄線の運賃のみとなる反面、京阪山科駅を利用すると京津線と地下鉄線の運賃が合算されることから、運賃は後者が比較的高額となる。また、京都市内中心部から山科へ向かう場合にこの事情を知らない利用者が両社局の駅を区別せず、京阪山科駅で下車してしまい追加運賃を支払う事例が発生していることから、乗り入れている京阪の車両では始発駅発車時および両社局の接続駅である御陵駅到着時に車内アナウンスで運賃に関する注意喚起が行われているほか、運賃に関する車内吊りの注意書きが掲示されている。この問題については、地下鉄開業に際して京阪と京都市の間で運賃調整の協議が行われたが、特段の配慮をしないこととして協議を終了した経緯がある。なお、京阪山科駅を含む大津線の各駅では地下鉄山科駅までの連絡乗車券を発売していないほか、地下鉄山科駅でも御陵経由の京阪線連絡乗車券を発売していないが、実際に大津線の各駅からICカードを利用してこれらの相互間を乗車した場合は、特段の問題なく利用が可能であり、両社局の運賃を合算した金額が引き落とされる。 京阪山科駅へ移動。最初のスタンプを押し、11時30分発の浜大津行きに乗車。 浜大津駅11時44分に到着し、石山坂本線に乗り換える。11時46分発で京阪膳所駅へ。 JR膳所駅の駅舎橋上化と周辺整備が行われ、2017年6月24日に橋上駅舎が全面的に使用開始となり、同時に南口も開設された。旧駅舎はすべて解体された。 京阪膳所駅11時51分に到着。京阪膳所駅は改良工事により、自動改札機が設置され、上りホーム(京阪石山・石山寺方面)のスロープ傾斜緩和の為、浜大津側に少し移動している。 昼ご飯を食べた後、12時47分発の坂本行きに乗車し、駅名が変更される別所駅へ。12時56分に到着。 「大津市役所前」という立地のわかりやすい表現により電車利用の促進を図るため、『別所駅』『大津市役所前駅』に変更します。 別所駅13時04分発の近江神宮前行きに乗車し、駅名が変更される皇子山駅へ。13時05分に到着。 JR湖西線大津京駅との乗換え駅であることを明確にするため、『皇子山駅』『京阪大津京駅』に変更します。 皇子山駅13時12分発の坂本行きに乗車し、駅名が変更される坂本駅へ。13時24分に到着。 比叡山観光の拠点でもあることから、京都側の「八瀬比叡山口」(叡山電鉄)とも対応し、坂本側からの観光客誘致を目指すため、『坂本駅』『坂本比叡山口駅』に変更します。 坂本駅で2つ目のスタンプを押し、13時30分発の石山寺行きに乗車。 駅での業務を行うステーションスタッフが、無人駅が続く近江神宮前駅~坂本駅間で電車に添乗し、集改札業務を行っていたが2017年5月1日より朝のラッシュ時を除いて添乗は廃止された。運転士は乗車券・差額運賃を回収しないので、集札箱に投入する。 浜大津駅で、けいはんインフォステーション内にある最後のスタンプを押し、景品を貰いました。 けいはんインフォステーションの設置により、定期券売り場と自動券売機の位置が替わった。 びわ湖大津観光の玄関口であることを表現し、一層の観光客誘致を目指すため、『浜大津駅』『びわ湖浜大津駅』に変更します。 スルッとKANSAI対応カードで乗車し、石山坂本線に乗り換える場合はホーム上に設置されている精算機で乗車券に引き換えなければならなかったが、スルッとKANSAI対応カードの利用が2018年1月31日で終了した為、ホーム上の精算機が撤去された。また、2017年8月にホームの行先表示機とコンコースの行先表示機が更新された。 14時48分の京都市役所前行きに乗車し、三条京阪駅15時11分に到着。