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テーマ:海外旅行(7014)
カテゴリ:人間サン
ノイシュバインシュタイン城内部は撮影禁止のため、本日の画像はほとんどyahooさんからのお借りものでございますことをご了承くださいませ。 っつーコトで。。。 ココでノイシュバインシュタイン城を造ったルードヴィヒ2世のオハナシをちと。 その生涯や歴的背景なんかの詳しいお話はコチラで見ていただくとして。。。 ドイツに行くことも、ノイシュバインシュタイン城に行くことも夢にも思っていなかった何年か前にたまたま古い映画でルードヴィヒ2世を知りました。美貌の家系で知られるバイエルン王家の中でも特に美形で、「メルヘン王」とか「狂王」と呼ばれているにも拘らずドイツでは今なお愛され続けている王様。 興味がわいて色々調べてアタシなりのルードヴィヒ2世像は 「高い信念をもって即位したが、困窮腐敗していた当時の政治家のお人形にされ、平和と静けさと芸術を愛するあまり現実から逃避し、心を許した二人の人物(従姉シシーと弟オットー)に去られ (シシーは妹への婚約破棄で激怒し絶縁、オットーは精神を病み若くして他界) 殻にこもってしまった孤独な繊細な人」 という結論に達したのでした。 そんな王は城の完成を待てず、移り住んだワケですがその滞在期間はわずか102日。 生前「私が死んだらこの城を破壊せよ」という遺言を残しているそうですが、自分の殻の中の夢をすべて詰め込んだノイシュバインシュタイン城を独り占めしたかったんでしょうね、きっと。 それでゎ、見学ツアー開始です。 螺旋階段をヒィヒィ言いながら登っていきます。東の塔2階からツアーガイドが始まりますが、ヨーロッパと日本では階の数え方が異なり、日本の2階はヨーロッパでは1階と表記されるので、ココでいう2階とはじゃぱんで言う3階。 左側の小部屋は使用人たちの部屋。 小さな木のベッドがいくつも縦に配置され、所々にテーブルがぽつんと置かれていました。 2階にはこの他控えの間が2つありましたがどちらも質素で暗い感じでした。 今度は北の塔の螺旋階段を上り4階に着きました。 4階の「控えの間」です。 左の壁面には「ニーベルンゲンの歌」の古い形であるエッダの「ジーグルト伝説」の第一部壁画が描かれています。ワーグナーが「ニーベルンゲンの指輪」を書くときに元にした伝説ですね。 「玉座の間」 ルードヴィヒ2世が廃位し亡くなった事により肝心の王座は設置されませんでした。壁面、天井には素晴らしいフレスコ画が描かれ、床はタイルでできたモザイク画が施されています。城内で特に絢爛豪華な部屋です。 コチラから王座の間360度パノラマ画像が見れますよ!! 王座の間から先は王の居住区になります。食堂や執務室(執務なんてしてなかったけどね)寝室、居間。 孤独な王はあの窓から何を眺め、何を思っていたんでしょうね? 政治に背を向けている王を心配し、シシーが一度だけこの城を訪問したことがありましたが、王は会うことを断り、去り行くシシーの後姿をこの窓から見つめ号泣しました。 。。。。っつーのは映画の中のワンシーン。とても印象的なシーンでした。 コチラから寝室360度パノラマ画像が見れますよ!! コチラから居間360度パノラマ画像が見れますよ!! 4階にはこの他、更衣室や礼拝堂トイレなどもありましたが、画像が無くて残念です。ただ、どの部屋も寝室と居間のような色の配色が施され壁には伝説や白鳥やワーグナーの歌劇を題材にした絵画が飾られとても美しかったです。 そんな居室から次の部屋へ移動する時驚いたのがこの”洞窟”です。 人工鍾乳洞で岩の窪みに巧みに証明を配置しています。タンホイザー伝説にあるヘーゼルベルクの洞窟を念頭において製作されたそうです。この洞窟の途中には「冬園」と呼ばれるサンルームがありました。 コチラから洞窟360度パノラマ画像が見れますよ!! 螺旋階段をさらに上り5階へ来ました。 王様専用の王の階段や4階の王座の間の上階更に控えの間。どこも美しい絵画と装飾で豪華絢爛ですが、中でも一番豪華なのが「歌人の間」です。 王がワーグナーのオペラ”タンホイザー”の舞台となったヴァルトブルク城を訪れ、この城の”祝宴の広間”を見て感動し造ったのがこの「歌人の間」です。 美しい壁画に豪華なシャンデリア。ドーム型の天井で音響効果も素晴らしいオペラ劇場ですが、王は客を招いてコンサートをするつもりなど全くなく、自分のためだけにこれを造らせたと言います。しかも存命中にこの場所でコンサートを開くことはありませんでした。 コチラから「歌人の間」360度パノラマ画像が見れますよ!! ガイドツアーはここでオシマイ。 そなワケで、ココまでの画像はすべてyahooさんからのお借りものでした~!! ココからは撮影ぉKです。 階段を下りて行くと3階には売店やカフェ&ビストロ、映写室などがあり、1階には台所・厨房、展示室などがあります。 ササっとウチのルートヴィヒに「王家の紋章ネクタイ」を購入し、台所へ向かいました。 台所は当時のまま。 と言っても100日程度しか使用されなかったので、どこも新品と言った感じです。 ここは洗い場。お湯が出たそうですよ。 王様、かなりのグルメだったらしく(晩年の写真で分かるよね~)、しかも甘いものが大好物。結果虫歯が多かったけど歯医者嫌いで、晩年はかなり歯が無かったとか。。。 困った患者さんだ( 一一) 生簀です。左側に生きたお魚を入れておいたそうですよ。あのパイプから空気が出てたんだって。 この部屋は料理長の部屋。 朝から晩まで王様の気に入るメニューを考え、料理していたので台所に寝泊まりしていたそうです。 この棚にはキッチン小物が並んでます。型枠なんかも色々な種類があって王様のために豪勢な食事を用意していたことが分かります。 キッチンを出ると小部屋に飾られた可愛らしい置物。 かと思ったら、ナントこれ!ストーブなんだって!! 王様、どんだけメルヘ~~~ン。 さすがドイツを代表する観光スポットだけあって見応えたっぷりのノイシュバインシュタイン城でした。 でも唯一の赤煉瓦が使われた正門は改修工事中でその姿を見ることができなかったのが残念です。 (画像はyahooさんからのお借りもの) 麓まで戻り、フレスコ画の素晴らしいレストランで この地方の郷土料理ランチをいただき この旅行の観光日程はすべて終了となりま~~す。 どなた様もお疲れさまでしたm(__)m あっ! ミュンヘンのこと書いてなかったな。 ぢゃ次回はミュンヘン編っつーコトで つづきは(⌒∇⌒)ノ""マッタねぇ~~♪ あこの日々のヨロコビとなります 毎日ポチッとヨロシクね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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歌人の間ってスゴイ豪華絢爛ですね。
よくまぁ、こんな建物を作ったものだ。 シシーさんって、なかなかのべっぴんさん。 まさか描くときにデフォルメしてないよね~(笑) 郷土料理ランチも美味しそう。 下の画像の白いソースがかかっているのは、中身なんですかね? (2018年01月19日 08時45分00秒)
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