JerusalemJerusalem 2007年7月訪問。 聖地エルサレム。 宗教に無頓着な私であるが、せっかくイスラエルまで来たのだからこの目であのエルサレムを見ておかなくては、とテルアビブから単身バスツアーに参加してみました。 テルアビブから高速道路を走り、狭い谷あいを抜けてゆくとよく整備されたエルサレムの町並みが見えてきます。 イスラエルが事実上首都を置いており、近代的なビルも見ることができます。 有名なヘブライ大学もここにあります。 エルサレム旧市街。 ここは町全体が世界遺産になっています。 一見ただのバザールのようですが、歩いているといろいろな顔つきの人がいて人種のるつぼだと実感します。 ここではアラビア人とユダヤ人は仲が良いそうです。 ロシア系ユダヤ移民も多いため至る所でロシア語の看板を目にします。 ここはビクトルバザール。 「ロシア語の雑誌あります」「ロシア語大丈夫です」などとありますね。 昔ロシア語を勉強したのが役にたちます。 ホロコースト博物館。 数ヶ月前に新築されたそうで非常に綺麗な建物でした。 出来立てで世界中より訪問者が来るためいつも超満員だそうです。 展示点数も多く圧巻。 日本人はほとんど見かけませんでした(1人だけ)。 ホロコースト博物館建設にあたって大口の寄付をした人たちの名簿が刻まれた石碑。 世界中のユダヤ人から寄付が集まっています。 ぱっと見た限りアメリカからが多い気がします。 ちなみにアメリカは世界一ユダヤ人の人口の多い国です。 イスラエル全体よりの多いのです。 ここに名を刻まれた人たちは最低100万ドルを寄付した人たちです。 凄い人数。 そして金持ちの多いこと! エルサレムへ来ると敬虔なユダヤ教徒を多く見かけることができます。 彼らは一年中真っ黒の服装をしてひげをのばし、黒いハットをかぶっています。 このときは7月の暑い日であったのですが関係ないようです。 ちなみに彼らは基本的に仕事はせず政府からのわずかな補助を頼りに生活しています。 例えて言うならお坊さんのような感じでしょうか? ダビデ王の墓。 にわかに信じがたい気がしましたが、聖書の中の世界が実際に目の前にあります。 聖書の内容は一体どこまで本当なのでしょう? どのくらい正確なのでしょう? 私はキリスト教徒でもユダヤ教徒でもないので彼らからみたら罰当たりな発想をしているのかもしれませんが。。。 ゴルゴダの丘へやって来ました。 ここには現在教会が建っています。 ここでイエスが処刑されたのです! 確かにここへ来るまでに旧市街をずっと登ってきました。 途中にはたくさんのStationと呼ばれる小さな遺跡があり、イエスが十字架を背負った場所など一つ一つ細かく言い伝えられています。 ん~、頭がおかしくなってきた。 教会の入り口にある柱に裂け目があります。 これは奇跡が起こったということでみんなここで願い事をしています。 結構落書きがあったので興ざめでしたが。 聖地エルサレムへやってきた感激のせいか、教会内ではすすり泣く人たちも。 The Western Wall、いわゆる嘆きの壁です。 ここへ異教徒が近づくためにはユダヤ人のかぶっている小さな丸い帽子を被らなくてはなりません。 観光客向けに紙でできた帽子が用意されていたのでそれを被って近づいてみます。 ここに来るとユダヤ人から声をかけられ、家族の安全を勝手に祈ってくれます。 そして「金くれ」と来られるので要注意。 払う必要はありませんが、神を売るような行為をするような人達には正直なところ嫌悪感を覚えてしまいました。 結局金が欲しいんだ。。。 最初から恵んでくれと言ってくる人たちの方がよっぽど正直なのに。 パレスチナとの国境にはこのような壁が延々とつながっています。 一部の壁は非常に高く、またパレスチナの領地内に立てられており住民の生活を圧迫しています。 今回はこの「アパルトヘイトウォール」を見ることはできませんでしたが次回行くことがあれば必ず行って見たいと思います。 その頃にはもうなくなっているのが理想ですが。 イスラエル人に言わせると、パレスチナ側からの投石を防ぐために仕方がない処置だと言っているのですがどうも納得できません。 Leica M7 Summilux 35mm ASPH RDPIII Sony DSC-T7 禁無断転載 |