カテゴリ:会長日記
比叡山では、千日回峰行を筆頭に、想像を絶する厳しい修行が いくつもある。
余り知られていないその中の一つ、12年間、比叡山にこもり、一歩も外界に出ない修行があります。 一切の新聞・雑誌・テレビから離れ、原則として俗人には会わないで、仏道を行じる修行であり、この 「行」 を成した僧侶は戦後たった6人。 その6人目、宮本祖豊氏は、本来の12年間を、8年間延長して、20年間、比叡山から一歩も出ず、修行を終えられました。 そして、今回、その修行を終えられ、始めて比叡山から下界に下り、我が菩提寺・神峯山寺に来られた。 神峯山寺住職と旧知の仲だそうで、そのご縁で、修行後、初めて一般人の前でお話しされる機会に、巡り合うことが出来た。 朝8時半に家を出てから、ほぼ一日、感動の一日を過ごすことが出来た。 昭和35年生れの、北海道の一般家庭の高校生が、大学受験に失敗し、挫折の中から、信仰心に目覚め、天台宗のお坊さんになるまでのいきさつを、お話し頂いた。 生と死の限界の中で修行され、生身に起きる様々の現象を、体験されたご本人から、その体験を、生のお言葉で聴くことが出来た。 それより、凄まじいと思ったのは、その12年間の籠山行の許可を得るために、天台密教の信じられない生死をかけた厳しい修行があることを聞き、改めてお坊さんの厳しさを感じた。 宗教的な専門用語や、天台宗独特の修行について、ここで、簡単に書くことは出来ない。 余りの感動に、まだ気分は高揚したままである。 合掌 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/01/25 09:29:00 AM
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