カテゴリ:会長日記
先日の東京都議会選挙では、小池知事が主宰する「都民ファーストの会」が圧勝し、第一会派となりました。
大都会の首長選挙では、突如、時勢の人気者がその座に就くことがあります。 1967年(昭和42年)、私は東京に住んでいましたが、マルクス経済学者の美濃部亮吉氏が、東京都知事として颯爽と登場、大変な人気で、3期、12年間も務められました。 しかし、経済学者でありながら、放漫な財政運営により、都財政は一千億円の人件費を未払いのまま、事実上破産し、実質的に赤字再建団体に転落、止める寸前は、東京はゴミだらけになりました。 1995年には、大阪では漫才グループ「漫画トリオ」のリーダー、横山ノック(山田勇)氏が、東京では、作家の青島幸男氏が、選挙期間中ハワイで過ごし、届け出だけで知事に当選。 しかし、その結末は、さんざんたるものでした。今の小池都政でも、早くも疑問点が色々と出てきました。東京都は、7月31日、築地市場の空気中から、有害物質ベンゼンを検出したと発表。 築地市場の敷地には、戦後、進駐軍のドライクリーニング工場や給油所、車両整備工場があり、東京都は、2016年に「汚染の恐れがある」との報告をまとめていました。 安全だった豊洲市場の地下空洞や、地下水で大騒ぎ、豊洲移転をストップして置きながら、結局、築地市場は守り、豊洲市場を生かすことを基本方針とすると発表しました、 しかし、東京都が、環境基準をわずかに上回るだけとは言え、築地市場の空気中から、有害物質ベンゼンを検出したと発表しているのです。 なぜ、メディアは、大騒ぎしないのでしょうか? さらに、その「都民ファーストの会」を応援した若狭衆議院議員が、2大政党制の受け皿を作るべきとして、「都民ファーストの会」の主張を反映した国政政党を設立するというのです。 しかし、「都民ファーストの会」は、あくまで都政の政策集団ではないかと思うのですが、それも、自民党を辞めた人や、民進党の右寄りと言われる人達が、続々と名乗りを上げているそうです。 日本は民主主義社会ですから、いろんな活動があってもいいと思うのですが、何か、私には、分からないことが多過ぎます。難しい話しでした。 合掌 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/08/17 09:11:23 AM
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