カテゴリ:会長日記
戦後の経済発展の中で、“安かろう!悪かろう!”の日本製品が、国際的な総合品質管理のデミング賞を、次々と獲得し、世界的評価を受けたことが、大きく影響しました。
銀塩カメラが電子映像に替わり、AV不況とも言われた1990年初頭の頃、当社は、2年で売上が半減し、<何をもって会社の立て直しをするか>悩みに悩み抜きました。 当時は、デミング賞に替わり、品質管理及び品質保証に関する一連の国際規格である ISO9001が、大きくクローズアップされ、ISOの認証取得なしでは、売れなくなる状態でした。 一方、全従業員に経営者意識を持ってもらい、全員参加の経営を実現するアメーバ経営を導入するか、誰かに相談して決めるものでもなく、それこそ一人で悩み抜きました。 その時に、アメーバ経営は、組織・システムで経営するということが気にかかり、まず、アメーバ経営を導入し組織・システムで経営できるようになってから、ISO導入に決めました。 1994年8月にアメーバ経営を導入。5年程で何とか、組織・システムで経営ができるようになり、1999年9月に、ISO9001の認証取得に向けてキック・オフしました。 ところがISO9001の要求事項を、日々の仕事に取り込むためにマニュアルを作るのですが、アメーバ経営の数々のシステムとの整合性が必要であり、悪戦苦闘しました。 結果、約1年半掛かり2000年1月に、ISO9001を認証取得し、その3年後の2004年1月に、今度は、ISO14001 環境マネジメントシステムも、認証取得します。 ところが、やっぱり、ここでも問題が発生します。品質と環境のマニュアルが別々であり、環境マネジメントシステムが、どうしても形式化し形骸化していくのです。 そこで、4年後の2008年6月に、品質と環境の両方を統合して、マニュアルも一本化し、統合マネジメントシステムとして、認証取得しました。それから約10年です。 今日は、その内部監査が行われました。 自分達の品質・環境マネジメントシステムを、自分達で検証し、問題や課題を見出していくのです。 なぜ、こんなことをするのか? それは、只一つ、買っていただくお客様に、私共の商品を、安心・信頼していただき、尚且つ、満足度を向上させるためには、どうしてもこの活動が必要なのです。 合掌 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/08/21 09:04:56 AM
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