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2018/05/04
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カテゴリ:会長日記
朝9時過ぎ、家から30分チョットの京都国立博物館に出向き、「池 大雅 天衣無縫の旅の画家」を見学しました。
今から270年前、江戸中期に「文人画」として、人気のあった書家であり画家です。

昔のことですが、この「池 大雅」は、京都で生まれ、これまた電車で30分チョットの黄檗山萬福寺に出入りし、六歳の頃から漢文の素読を学び、七歳には本格的な書法も学んだというのです。

実は、画家というと絵が上手な粋人と思われがちですが、昔は、書や絵をたしなむ人は「文人」と言われ、基本的には国の政治に携わる身分にある人物で、教養と人徳に優れた者と言われたのです。

絵を描こうと思えば、自然界の様々な事象を深く観察し、大自然の構造などにも精通し、書物を読むのと同じように見聞を広め、知識を豊かにすると考えられ、正に絵画が学術の一つと認識されました。

墨という一度付けたら消すことができない素材を用いて、何をどのように描くかという、判断力、決断力、計画性などが必要で、これらの力は政治的判断力を鍛えることに繋がると考えられたのです。

ゆえに「文人」達が、文化芸術にも身を置き、漢詩・漢文・書、絵画、音楽などに接し、教養を高めることが、一種の修行の場であり、心を整える場として、絵画制作が重要視されました。

「池 大雅」は、小さい頃から、書と絵画に優れ、神童といわれたのですが、政治家ではありませんでした。
しかし、書と絵のバランスが優れ、「文人画家」といわれたのです。

連休の半日、「池 大雅」の書と絵を勉強し、楽しい時間を過ごせました。





合掌









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最終更新日  2018/05/07 09:16:06 AM
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