習うより慣れる

長い間、繰り返して行ううちに、そうすることが決まりのようになったことや、固定化された個人の行動を「習慣」といいます。 人はそれぞれに、様々な習慣を持っています。 しかし、苦手なことに対して、＜修正して習慣化していきたい＞と思っても、なかなかできないものです。 私の子供の頃は、６人家族ながら、２階には２人の大学生が下宿していました。 母親からは、履物を揃えて脱ぐように、再三注意されるのですが、なかなかそれを習慣化することができませんでした。 それまでに、私の習性を見極めた父親からは、机の上を整理整頓することを言われていました。 「あれもこれもでなく、まず、何か一つのことを一貫してやりなさい！」といわれたのです。 自分ながら、まず、机の上を片づけることに決め、「使った物は、元の状態に戻すこと」を意識し、やり続けました。そうすることにより、後始末の習慣を身に付けていったのです。 直したいと思う自らの「習慣」は、何もしなければ変わりません。 ＜絶対に変えてみせる＞という強い意志で、やり抜くことが大切だと思います。 一貫して、取り組んでみましょう。 合掌