2024/01/31(水)12:58
余寒見舞い(1月30日分)
大阪府枚方市は、連日、寒い日が続いていますが、今日の昼は、晴天で、外気温12~13℃にも関わらず、大変暖かな日でした。やはり、太陽の力は大きいと感じました。
二十四節気によれば、今は一年中で一番寒い「大寒」です。それでも、今週の日曜日・2月4日になれば、「立春」となります。「立春」が来れば、暦の上では春となります。
とはいえ実際は、まだまだ寒い日が続き、春の陽気という言葉には、程遠い感があります。立春を過ぎた後にも残る寒さを<余寒>といい、相手の健康を気遣って送る季節の挨拶を「余寒見舞い」といいます。
自らも厳しい寒さに震える中で、相手を気遣うこの風習には、先人の素晴らしい精神性がうかがえます。
現代人は、「ない袖は振れない」という言い方で、「自分に余裕がなければ援助できない」と考える傾向が強いようです。
<人を助けたい>、<支えたい>と思うことは、自然な感情です。
しかし、自分の状況の善し悪しで実行するか否かを決めるのは、そこに、損得勘定があるからでしょう。
そのような関係では、いざという時の頼りにならないものです。「困った時はお互い様」と言います。お互いに助け合い・支え合う時、職場も家庭も和やかになり、自己成長や様々な成果が表れてくるものです。
どのような状況下にあっても、人を気遣う優しさを持ち続けたいものです。
合掌