The holy place of a seed~種の聖地~

2006/06/16(金)22:10

ゲームオーバー集。

同人ゲーム製作関連(9)

その時、ドアが叩きつかれるように開かれた。 「なっ……!?」 ドアを開けた赤紫の巨体が驚いた。 驚く彼女の姿は、見るも無残な姿だった。 左肩のショルダーガードが激しく吹き飛び、頭の装甲の表面は半分以上が融解している。 右足の関節部分の補助腕が圧し折れるなど、 ファグナのオーパーツである単独決戦装甲服Independent decisive battle Armor dressは激しく損傷していた。 それを見る限り、オーパーツを使用して装着ドレスアップされていた元々の体に深い影響を与えているのは一目瞭然だ。 それなのに……。 「二人に何をした……!!」 傷ついた体で、ファグナが駆ける! ファグナの右腕に装備されたコンバットナイフが飛び出し、灼熱の光沢を反射させる。 それを左腕で掴み、ジャッカルに向かって加速する。 風を切る音に反応し、ディオルの死体を貪るアル・マヒクが顔を起こす。 口から肉が垂れ、床に倒れているリディの背中に落ちる。 「うがぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」 「……お前はそのまま食っておけ」 ジャッカルが右手を横に出し、アル・マヒクの動きを制止する。 ファグナの左腕が振り下ろされる。 放たれた、鋼鉄をも容易く切り裂くナイフを、ジャッカルは涼しげに横に流す。 そして、ファグナの懐に入り込み拳撃を放つ! 拳が鋼鉄の装甲を削り取り、ファグナの体が横に飛ばされる。 「ぐぅ……クソッ……!」 悪態を溢してバランスを取りながら着地をし、すぐさま態勢を整える。 そして、左腕を前にし、右腕を溜め込むような姿勢を取る。 右腕が緑色の光を放ち出し、大気を渦巻くように魔力が収縮されていく。 緑色の光が次第に濃さを増し、それは漆黒の渦へと変わりゆく。 その右腕を突き出しながら、呪文を詠唱する。 「この氾濫する溢れる水流力は、どんなに強靭な絶対的な守り障壁さえも打ち砕く消滅させる!」 右腕に凝縮された魔力が発射される。 「私を殺しなさいって言ったでしょ……、ファグナ」 女性の声が聞こえた。 突如、ファグナの後ろに蒼い巨体が現れる。 「なっ!」 ファグナが魔術の発動を中止し、前に飛んで後ろへと振り返る。 蒼い巨体の背中から伸びた鎖が、ファグナの四肢に絡みつき、動きを封じ込める。 そして、蒼い巨体が右腕を挙げると、鉄甲の中心のホイールから伸びたワイヤーが四肢と首の付け根へと食い込む。 そして、四肢だけを引き千切った。 「ぐあぁぁぁぁ……!」 ファグナの飛び散った四肢が地面へと落ち、金属音が部屋に鳴り響く。 オーパーツの支配を失った四肢は、表面の装甲が分解され、元々のファグナの手足に戻っていく。 ワイヤーが戻され、蒼い巨体は右手でファグナの頭を掴み挙げた。 ファグナは、痛みを堪えながら蒼い巨体の顔を見つめた。 見つめる表情は、信じられないという表情を浮かべていた。 「ね……姉さん……どうして……?」 「私は言ったでしょ、絶対に諦めないって……?」 ファグナを包む装甲が粒子状に分解され、中から元のファグナの姿が現れる。 だが、その姿は見るに耐えない姿だった。 切断された四肢の断面からは血が流れ出し、スーツは所々焼き落ちている。 ジャッカルの拳撃を打ち込まれた右胸には大きな穴が穿たれており、奥の風景が覗いている。 「姉さん……まさか……」 「……ええ、貴女の予想通りよ」 蒼い巨体が左腕を前に突き出す。 その手には、首だけとなったキャシーの姿があった。 キャシーの表情は青ざめており、左右の目下からは涙の跡が残っていた。 それを見たファグナの眼から光が失われた。 両頬に、涙が落ちる。 「ごめん……キャシー……」 蒼い左腕はキャシーの首を地面に置き、そのままファグナの首に伸びる。。 「さようなら、ファグナ。 あなたは私が自慢する立派な妹よ?」 そして、ファグナの首が握り潰された。 ………グロイねぇ~。 ※ゲームオーバーシーンのワンシーンを抜き出して添付。 昨日と一昨日は、兄貴との優先権奪取戦に敗北したため、更新するチャンスがなかったっす。 短期航海の感想を書こうと思っても書けねえよ…… とりあえず、切り取っただけのやつをここに貼り付けます。 できれば、これについての感想を書き込んでくれたらうれしいです。 書き込み、お待ちしております。

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