テーマ:ひとりごと(15367)
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市場に50歳の新人が入ってきて、そいつをフォークリフトの横に乗せながら指導しているアダチコジヤです。
最近は、そいつに運転させています。入って三ヶ月ちょいで運転手付の身分ですから、僕も異例のスピード出世です……と冗談はさておき、このジジイがうっとうしいのです。 あっちこっちの運送屋を転々としているみたいで、自分には経験があると思っているらしく、荷物の積み方などを指示すると、いちいち異を唱えてきます。 バカとは話をしない主義ですので最近は口をききませんが、このジジイは異常なおしゃべりで、独り言が絶えません。しかも言葉の最後は、「……うふふ」と気色悪い笑いで締めます。 「玉ねぎは、ここに入れよう。でもやっぱりコッチでいいや……うふふ」 「この荷物は、このトラックだよね? あ、ごめんアッチだった……うふふ」 こんな調子です。 しかし、このジジイ、なかなか笑えることもします。 フォークを運転させた初日に、野菜を落下させて、しかも後輪で踏み潰したのです。 ジジイはフォークの経験者で免許も持っています。自負があるのか、グループのリーダーからは、「なるべくバックで走ってください。落下させた時に踏まずにすみますので」と指導されたにもかかわらず、前進で走ったのです。前進で走った理由は、「俺ぐらいの歳になると体が固くて、体をひねるのがつらいんだよね……うふふ」……だそうです。 間抜けなツラをしているのですが、野菜を踏み潰した時は、さすがに顔色を変えました。トンマな顔の深刻な表情は、なかなか笑えます。 ……と、このジジイのことは、このぐらいにして久しぶりにサッカーについて書きます。 火曜日のナイター練習のメンバー構成が、最近、激変しました。 かつては数人で、シニアも混じっていたのですが、インターネットの掲示板で募集をはじめたところ若い連中がウジャウジャ集まってきて、今では8対8ぐらいが普通になりました。 そして僕がほぼ最年長です。 新メンバーは、だいたい数人のグループで入ってきましたが、二十歳ぐらいの連中もいますし、今年三十になるグループもあります。 こうなるとプレースタイルというか、心構えを変えなくてはなりません。 かつては球際は、わざと当たらずに流していたのです。万一、シニアにケガをさせたらイヤだからです。しかし、10も20も年下の連中に遠慮する必要はありません。奴らもガンガンきますので、コッチも行きます。 久しぶりに登場しますが、例の軽口野朗は、相変わらず鼻につきます。 実力差も見せているはずですが、いまだに軽口がとまりません。数ヶ月前は、ちょっとした口喧嘩になりました。あいつは味方になっても敵になっても気に触ります。 僕は左サイドでプレーするのが昔から得意で、特に左サイドを縦に抜けるのが好きです。軽口野朗はディフェンダーで、マッチアップする機会が多いので、僕の特徴を把握しています。 いわゆるワンサイドカットで中を切り、縦に抜ける瞬間をインターセプトする守備を奴は狙います。とはいえ、奴は鈍足です。滑らかに高速回転する舌とは対照的に、足は遅い。ですので読まれていても簡単に縦に抜けます。すると奴はチームメイトに文句を言います。「パターンがわかってるのに、なんでフォローにこないんだ」……と。 無茶苦茶な言い分です。 サイドバックが縦に抜かれたら責任は、100パーセントサイドバックにあります。 それはいいのですが、その際、あたかも僕のドリブルは、たいしたことないような言い方をするのです。対応の仕方を間違えなければ取れる。そんなことを味方に言うのです。負け惜しみとはわかっていますが、どうにもカチンときます。 先日の練習でマッチアップした時は、カットインしてそのままシュートを決めましたが、「取れたと思ったのにな」……まぐれで抜かれただけ……のようなことも言い出す始末です。 いちいち腹を立てるのも大人げないとわかっていますが、闘志がかきたてられます。自主練習の走り込みの際などは軽口野朗のニヤけた顔を思い浮かべ、怒りを爆発させながらダシュしている自分がいます。 にくい~あんちきしょーうの顔~目が~あけー~……の世界です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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