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2004/08/03
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カテゴリ:世の中の話題から
昨日からのエイベックスのお家騒動、浜崎あゆみのHPでのコメントのタイミングといい、創業者の一人の松浦専務と千葉常務の、依田会長兼社長へのクーデターじゃないか、という線はかなりアリだと思います、はい。


それはともかく、


この「事件」がおきるまでは、依田さんと松浦さんの関係は日本のビジネス界においてはとても有名な「成功例」として認識され、取り上げられていたんです。

要するに、まだ学生で「やりたいこと」が先行していた松浦さんと、エンターテインメントには一切関係ないものの会社経営の経験を持っていた依田さん(しかもかなりの年齢)、という組み合わせが一見難しそうに見えたが、お互いへの尊敬とそれぞれのスキルを見事に組み合わせることにより、成熟産業と言われた音楽業界で短期間で一大勢力となることが出来たのだ、というのがそのミソなんですが。


こういう、「成功事例」というのはやっぱりいつの世もいいことばかり取り上げられるんだなあ、というか、つまづいたとたんに周りから突然冷たい目で見られる、とか「私はいつかこの日が来ると思っていたんだ」というような手のひらを返したような態度を(特にマスコミから)される、というのを改めて感じたのでした。


出井さんが社長になって数年間のソニーの取り上げられ方と、ここ最近の取り上げられかた、とか。

もちろんこの傾向は日本だけに限られた話じゃなくって、1986年ごろにトム・ピータースが書いた『エクセレント・カンパニー』という本で取り上げられていた企業で未だに元気のあるところは数えるくらいしかない、という話とか、
北欧のABB(アセア・ブラウンボベリ)という会社の経営手法がITバブル前くらいの時期に(別に彼らはITの企業ではないのですが)もてはやされたのに、最近業績が悪くなると「手法の限界」とか書かれたり、という話をチラ、と思い出しましたので、全世界共通の傾向なんだろうけど。


(追)さっき、依田さんがエイベックスの会長兼社長を辞任した、というニュースが流れました。
要は、「俺が身を引くから戻ってくれ」という交渉だったのだ、ということがわかりましたが、これで実はこの会社、財務会計という面から見ると非常に安定感を失う、利益率を落としていく可能性が高まってきた、ということも言えるかもしれません。
つまり、執行役員に就任するらしい松浦さんに、果たして財務面から見た会社経営ができるのか?ということです。要注目。





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Last updated  2004/08/04 12:35:31 AM
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