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AD/Marketing-BIZな日々 by T.Suzuki

2010/09/30
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昨日と今日の2日間、デジタルマーケティングのセミナーに出席してきました。
これは社内のITやマーケティングに関連している部署にいる人に向けたもので、いまデジタルの世界で何が起きているのかを包括的に理解させる目的のものだったのですが、個人的にはそれよりもいまのアメリカでソーシャルメディアがどのような状態にあるのかを認識できたのが面白かったので、その中とそこから追加で調べたものをいくつか。

※これは、ITやコミュニケーション業界にいる人を対象にしたものではなく、なおかつNYやLAといった大都市ではない街で行われたものですので、決して「これからはこれが来る!」とか「実は業界筋ではこんな評価が」といったようなものではありません。あくまでも、現状どうなっていてそれはどう捉えられているのか、というものだとご理解ください。


[アメリカにおけるソーシャルメディア別のビジター推移]
ニールセンが今年2月に発表した調査によると、昨年12月のアメリカの主要ソーシャルメディアのビジター数は、Facebookがもの凄い伸びを示して月間1.2億ユニークビジターとダントツ、低下傾向にある2位のMyspaceと対照的な状況となっています。
1002_Nielsen_US_SocialMedia

・「何でこんなにFacebookが一人勝ちの状況になったの?」という質問をしたところ、確たる調査データはないものの、機能的に特に大差はなく、一昨年まで競っていたMyspaceがその時期かなりのテレビCMを流し、そのトーンも相まって、「Facebookの方が変なやつも少なくて安全かも」みたいなイメージを両方のアカウントを持っていた人たちに抱かせたそうで。何やらどこかの国の2大SNSにも似たような話ですね(笑)

・でも一方で、Myspaceというのは最初はミュージシャンなど音楽関係の人が中心でそこに一般の人たちもたくさん入ってきたという状況だったようで、逆に今はミュージシャン中心の元の状態に戻りつつあるのでは、音楽関係者はそのままMyspeceを使い続ける、という意見もありました。


[アメリカのソーシャルメディア別のビジターシェア]
・セミナーで使われたものよりももっと最近のなのですが、Hitwiseが調べた今月のビジターシェアによると、Facebookは62%と2位のYouTubeの17%、3位のMyspaceの6%を引き離して独走状態。
・セミナーでの今年2月時点での数字は、Facebookが50%、MyspaceとYouTubeが15%でしたので、この傾向がますます強まっています。
1009_Hitwise_USSocialMedia

・「じゃあこのままFacebookの一人勝ちは続くの?」という質問に対しては、これは誰にも分からない、という、まあ当たり前と言えば当たり前の答が。でもひとつなるほど、もしかして、と思ったのは、「若い世代が、『自分たちの親の世代がFacebookを使っているので、僕らは別のものを』と思うかも知れない:その傾向のあるソーシャルメディアサイトもいくつかある」ということでした。『奢れる平家久しからず』なのでしょうか?


[主要10か国でのソーシャルメディアの状況]
上記のニールセンの調査で主要10か国の状況を調べたものもあるのですが、これによるとソーシャルメディアの接触時間は前年比82%、3時間半超増の5時間半。ユニークオーディエンスも前年から6000万人ほど増えて3億人超。ちなみにやはりFacebookが2億人超、と67%のシェアを占め、月平均6時間滞在、という突出した状況にあるとのこと。
1002_Nielsen_Global_SocialMedia


[各国別のソーシャルメディア使用状況]
・上記と同じ中に、その主要10カ国別でみたユニークオーディエンスと月平均滞在時間があるのですが、これがなかなか興味深い。
・ユニークオーディエンスでは、やはり1位はアメリカの1.4億人、次いで日本の4700万、は分かるとして、3位のブラジル3100万人はビックリ。英・独・仏を抜いての3位は、国の勢いも感じさせます。
・また、面白かったのは月平均滞在時間。10カ国平均5時間27分に対し、1位はオーストラリアの6時間52分(!?)、2位がアメリカの6時間9分、3位はイギリスの6時間8分でしたが、何と日本は2時間50分でダントツの最下位。「何で日本は短いの?」と聞かれたので、「ほら、日本はHAIKUの国でしょ?だからメッセージも短くするのが好きなんだ」と答えたのですが、果たして本当は何でだろう?
1002_Nielsen_Country_SocialMedia


[米国のソーシャルメディアへの広告出稿量推移]
・ではそれだけ伸びているソーシャルメディアに対して、広告費はどのようになっているか、というと、これもニールセンが昨年8月、業界別の主要ソーシャルメディアへの広告費の推移を調べているのですが、これによると8月の広告費は1.1億ドルと前年同月の490万ドルから120%増。
・注目なのは、この時期まだ経済環境が厳しかったにもかかわらず、対前年比の伸びで最下位の流通・サービスでも55%の増加、ということ。広告主側のソーシャルメディアに対する注目度・期待度の大きさが現れた結果でした。
0908_Nielsen_SocialMedia_AdSpend



・・・ということで、今のところ向かうところ敵なし状態のソーシャルメディア、特にFacebookですが、果たしてこの状況はどこまで続くのでしょうか?

セミナーの講師が言っていた「今年卒業の大学生の6割近くがもうメールを使っていない:Facebookにアクセスしっぱなしにしているのでそれで足りてしまうから」という話も今後を考える際にはかなりインパクトがあるネタでもありますが、それ以外にもGoogleBuzzなどの対抗馬や、YouTubeなどの動画サイト(ちなみにアメリカではまだUstreamはさほどメジャーではないそうです)、iPhone/iPadやDroid、BlackBerryといった新しいコミュニケーション機器の影響など、まだまだ目が離せない状況が続きそうだ、ということは確認できた2日間でした。






Last updated  2010/09/30 02:01:33 PM
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