２年で３００億円

メリークリスマスです。 さて、そんなロマンティックな日にお金の話を。 セリエのユベントスがイタリアのメディアセットというテレビ局と、 ２００７年から２シーズンの放映権契約を締結したらしい。 その額がなんと２年約３００億円！！ 詳しくは、１シーズン目が約１４９億円。 ２シーズン目が１５１億円。 さらにその２シーズンが終わっても、 ４１億円を払えばもう１シーズン延長できるオプションが付いているらしい。 メディアセットっていう会社がどんなものか知らんけど、 お金って天下の回り物じゃなかったっけ？ あるところにはあるもんなんやねぇ・・・ 欲しいものもそれなりに我慢して毎日を生きてる方からすると、 「少しでもこっちに回してくれよっ！」って思ってしまう。 でもテレビ局側からすると、 これだけの金額を支払っても十分なメリットがあると判断したから支払ったわけで、それだけユベントスって言うクラブは高価なソフトなわけ。 放映権を買い取ったってことは、ユベントスの試合を独占放送できる。 もし有料テレビなら視聴者から受信料を取れるし、 他のテレビ局がユベントスの映像を使いたいときに、 使用料を請求することだって出来ないこともない。 一方ユベントスからすれば、 試合をするだけで、２年で３００億がクラブの懐に収まる。 財政が好転するのはもちろん、 選手補強にも積極的に乗り出すことができる。 現実的なユベントスにそんなことはないやろうけど、 どうしても欲しい選手でも、マネーゲームに持ち込むことだってできる。 そうなると、ユベントスはますます強くなって、 普通の人はユベントスの試合を見るようになる。 ユベントスの試合を見るには・・メディアセット、となって、 全てがいいように循環するようになる。 金は回らへんのに、そういうことは良いように回る。 おかしな世界に生まれてきたもんだ・・ ほな、また。