富士丸くんのこと
皆さんは「富士丸」というハスキーとコリーのミックス犬をご存知ですか?作家穴沢賢さんが飼っていた犬で、私もよく彼の富士丸の日々というブログを見ていた一人でした。先月、この富士丸くんが7歳で急死してしまうという悲しい出来事がありました。これに関して、今日の秋田魁新聞に穴沢さんのメッセージが掲載されていました。家を空けたわずか数時間の間に、富士丸くんは亡くなっていたそうです。穴沢さんは「いつか来るであろう別れの日がこんな形で訪れるとは思ってもみなかった。せめて自分の腕の中で眠らせてやりたかった。」と綴ってありました。「家族として受け入れ、我が子のように可愛がる」という思いは、犬を飼う人みんなが感じている気持ちだと私は思っています。でも現実にはこのような恵まれた環境になく、人間の勝手な都合で、十分に散歩に連れて行ってもらえない、ご飯やお水も与えられない、いつも繋がれっぱなし、そして理由もなく処分されてしまう犬も居ます。何かの縁があって、今ここでこうして出会った犬です。命あるもの、これから少しでも不幸な犬が減ることを願います。穴沢さんにいっぱい愛され、きっと幸せな時間を過ごしたであろう富士丸くんの冥福を祈りつつ、私も我が家の愛犬と一緒に居る時間を大切に過ごして行きたい、と改めて感じた日でした。