またまただいぶご無沙汰でhpを更新していない。
真夏の炎天下、35度以上の日が毎日続く中、昨日は久々に「ゴジラ2014」を観てきた。
噂に高木、全世界No1の興行成績を誇り、やっとこの7月25日から日本での上映となったホカホカの映画だ。
YOUTBEなどで映像を様々な角度からUPしたものを十分に観ていたが、どうして、映画ははるかに予告集やCMを凌いでいた。
小生、東宝ゴジラファンクラブの会員でゴジラ生誕と同い年、元よりゴジラ大好き、我が心のゴジラと言わんばかりのゴジラ代ファンであるが、かくして日本以外で作られたゴジラ(エメリッヒ監督のハリウッドゴジラ)の最悪な脚本には残念な気持ちでいた。もちろん日本で製作された28作の中でも駄作は多々ある。
だが今回の2014ゴジラは素晴らしい、というか、歴代最高峰のゴジラである。
日本が世界に誇る怪獣“ゴジラ”を、ハリウッドがワールドワイドな実力派キャスト陣の豪華共演で映画化した。出演は「キック・アス」のアーロン・テイラー=ジョンソン、「マーサ、あるいはマーシー・メイ」のエリザベス・オルセン、「インセプション」の渡辺謙。監督は低予算SF「モンスターズ/地球外生命体」が世界的に評判を呼んだハリウッド期待の新鋭、ギャレス・エドワーズ。
映画のあらすじを公開することは、今掲は必要がないほど、あらゆる観点からこの脚本は素晴らしい。合点がいき、無駄がなく不自然さも全くなし。日本のゴジラで、ここまで理の通ったゴジラは1954年作成の原点ゴジラぐらいである。それほど今回のギャレス・エドワーズ監督のゴジラは良くできている。俳優陣もとても良い。ドラマ仕立てに、人々を取り巻くそのリアリティな創り、やはり脚本の良さには脱帽する。それに桁違いのスケール、圧倒的な迫力は視覚上でもダントツ的な映像であり、観ていてさぞかし映像作成に費やした時間と膨大な製作費用が想像できる。
そして何よりも監督のゴジラに対する理解と且つ、映画と創り上げる上での原点に、「ゴジラが大好きな映画である」という潜在的な理解がギャレス・エドワーズの中にあったことだとつくづく感じた。
強いて言えばゴジラの放射能火炎の使用箇所、その破壊力が従来、事、「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」2001年版ゴジラ・シリーズの第25作のような圧倒的火炎放射を期待する声はあり得るだろうと思った。唯一このあたりが日本のゴジラファンからは「もっと強烈に」声が出そうだとは思う。とは言え、作品全体像から見れば十分な、絶大な効果があったと小生は思った。クライマックスに至っては、小生、3度も感涙してしまった。
賞賛、絶賛をいくら並べても尽くせない今回のゴジラの凄さ素晴らしさは、観てもらうことでそれを上回るであろうと予想できる。これほどまでに良くでき映画はゴジラに限らず中々ない。少なくとも小生にとっては今年最大の収穫の映画であったと自負できる。先ずはご覧あれ!