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グレイト・レイド~強烈なる印象

グレイト・レイド~強烈なる印象! [ 映画三昧 ]

昨日は雪の日曜日。久々に映画三昧をした。朝から晩まで6本の連続上映。仕事絡みとはいえ、観るのも結構疲れる。そんな6作品の中から、印象深かったのが、「グレイト・レイド」だ。戦争ものの好きな方や詳しい方はこの作品の日本上映のなかったことをさぞかし残念に思っていることだろうと思う。

第二次世界大戦で日本軍がパラワン島を占領したが、1944年ごろから連合軍の攻勢で多数の軍艦・輸送船が沈められるなど苦境に陥った。この時期、1944年12月14日、日本軍は連合軍上陸を前に、プエルト・プリンセサにいた150人ほどの捕虜を塹壕に入れ、その上からガソリンを流し火を放った。塹壕を出て野山へ逃げようとしたものは射殺されたが、なお11人ほどが逃げ延びた。翌45年に起こった、ルソン島中部カバナトゥアン収容所からの連合軍捕虜脱走を描いた2005年の映画『ザ・グレート・レイド』のオープニングはこの事件を題材にしている。

舞台は45年のフィリピン。ヘンリー中佐(ブラット)率いる米軍特殊部隊が、日本軍が残虐の限りを尽くす捕虜収容所から500人以上の米兵捕虜を助け出した奇跡の救出劇。

アメリカ戦争史上最大の功績と呼ばれるのが「グレート・レイド」の実話を基にしたこの戦争映画だが、日本軍の残虐ぶりには観ていて閉口した。鵜呑みにする訳でもないが強烈な印象を残した。
役柄としては、日本軍の冷酷な少佐役を体当たりで演じた全くの無名な俳優、小林元樹に驚いた。


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