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カテゴリ:独立起業物語
学級だよりを見て持ち物を確認したアドバンス4番は、面接会場である商工会議所にかなり緊張しながら向かいました。
「あっ、どうもご苦労様です」 とで迎えてくれたのはこの前アドバンス4番が最後の大ボスだと思って死闘を繰り広げた商工会の人でした。 「ちょっとお待ちください」 というと、奥の応接室のドアをノックして 「アドバンス4番さんが来ましたけど・・・・・・あっ、はい、ではこちらにお通しします。」 といっているではないか。 「あのいかついおっさんがこんな低姿勢という事はやはり今日の国民生活金融公庫の面接官(といっていいのかどうか解りませんが)、ただものではないな!!かなりの大物か!?」 アドバンス4番はこんなことを考えたらよけい緊張してきました。ちょっと逃げ出したいような、面接の前にとりあえずイップクつけたいような情けない気持ちです。 そんなアドバンス4番の気持ちを知ってか知らずか、おっさんがこっちに近づいてきて 「ではこちらにどうぞ」 といってきた。いよいよ面接室に入る時がやってきた。ここまできたら覚悟を決めてかかるしかないのですが、なんにしろ小心者のアドバンス4番は緊張しまくりです。 ひとつ深呼吸して面接室に入ってみてびっくり。そこにいるのは背こそ高いけれど、歳は三十代後半くらいのやさしそうな「お兄さん」タイプの人ではないか。さらに驚くことに 「このたびは当金融公庫に申請していただきましてありがとうございました」 と頭を下げるではないか!!! 最後の大ボスとの対決だと思い身構えていたアドバンス4番はこの意表をついた攻撃についつい反応がワンテンポ遅れになってしまった。 「あっ、はあ・・・いえ、こちらこそどうもありがとうございます」 ・・・まったくおバカさんな受け答えである。これはもう向こうの攻撃が成功したということか。う~ん、今までにないパターンの敵であり、アドバンス4番がゆうべ一生懸命考えた作戦は使えないということであろうか(別にたいした作戦なんか考えてなかったけど) ここでアドバンス4番は開き直るしかないと決心を決め、もって来たアイテムを総動員して一生懸命説明をしました。緊張と、少しの蒸し暑さもあり汗が出てきますがそんなことは気にしていられません。いままでの敵と違い 「はい、はい」 と、とても耳を傾けてくれます。 アドバンス4番は手ごたえを感じました。これはなんとかなるのではないか?これまで戦った数々の敵の中でも一番弱いのではないか?一気に勝負を決めてしまおう! とどめだーーー!!!! しかしそこには大きな落とし穴が待っていたのだ!! 1時間半ほどもがんばって演説したアドバンス4番の話にに、いままで 「はい、はい」 と聞いていた面接官が突如として反撃してきたのである!!! 次回予告 面接官の反撃とはいったい!?面接官にどのような反撃をされ、アドバンス4番はそれをどうかわし、受け、再反撃するか?いよいよアドバンス4番の戦いもクライマックスを迎えるのか?それとも敵の一撃によって一気にヒットポイント0になるのか? アドバンス4番は生き残れるのか!!! 解説 ゲームでもよくあるパターンで、最後の大ボス意外とあっけなく倒せたと思った瞬間、BGMが変わり画面がピカピカッと光り、倒したはずの敵が 「お前らには本当のわしの力を見せてやらねばなるまい!!!」 とかいって、変身してものすごく強くなるという事がありますね。それなんですよ!!! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.26 15:32:40
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