|
カテゴリ:七転八倒の痛み
今にも死んでしまいそうなくらいに痛がっているアドバンス4番なのになかなかお呼びがかかりません。なぜか?それはどうやら受付をした順だからです。症状の重い順じゃないんですね(T_T)
(早く診てやってよ、アドバンス4番は死んじゃうよ!) すぐ近くにおじいさん(70歳くらいか)と息子(40~50歳くらいか)がいます。おじいさんは頭に絆創膏を貼っています。息子に「これくらいどうという事はねえよ」と言っています。息子は「じいちゃん、そんな事言ったって頭打ったんだから一応見てもらわねーと」と答えます。 地獄の苦しみの中この会話が聞こえてきたアドバンス4番は「まあ、頭打ったなら心配だし、じいさんの後でもしょうがないか、な。いてててて」と思いました。またすぐ近くにこんな人も・・・ 「おばあちゃん、腰が痛いなら自分で午前中に医者に来ればよかったじゃない」と30歳過ぎの奥さんがおばあさんに言ってます。「そんな事言ったって一人じゃあ歩くのもしんどくてねぇ」とおばあさん。 アドバンス4番は、「腰が痛くてもとりあえず死ぬ心配ねーだろ。俺の方がよっぽど緊急事態だっつーの!!あいたたたた(T_T)」と思いつつも、うなっていました。しかしもっとつわものがいました。 20代後半くらいのお母さんが看護婦さんと話をしています。「子供が急に熱を出しちゃいましてね。」とお母さん。すると看護婦さんが「そういうのは出来るだけ午前中に外来に来てください」と答えてます。しかしそのお母さんは臆することなく「いろいろありまして・・・すいませんね」と言っています。子供はと言うと・・・・兄弟ではしゃぎまわっとるやないか!!<`ヘ´> アドバンス4番は本当に泣きたくなりました。「神様、俺はこんなに痛がらないといけないほどの悪さを何かした?ってか、どうしてあんな 神様を呪う事、どれくらいたったであろうか。もう、声を出さないと痛みは我慢できません。「う~~」とか「あ~~」とか言ってうずくまって脂汗をかいています。そんな中、やっとアドバンス4番にお声がかかりました。診察室に入ると医者がいすに座っていました。どうってことのないこの風景がアドバンス4番にはとてもすばらしいものに見えました。すごく頼りがいがあり、自分の痛みを退治してくれるその姿はもはや「医者」ではなく「お医者様」です。いすにまともに座れないほどの痛さを抱えながらも、ここで症状を事細かに説明。「しゃっくりした瞬間に痛くなり始めた」、なんていったら笑われるかとも思いましたが、今、自分がしなくてはいけないのは出来るだけ正確にお医者様に症状などを伝えることだと思っていました。 説明し終わるとお医者様が一言。「私は外科医だからよく分かりませんがとりあえずおしっこを採って、レントゲン撮ってみましょう」 って外科医かよ!!! アドバンス4番はとうとう神様まで呪い始めましたが、まだまだ痛みからは解放されそうにありません。次回、検査結果と病名が明らかになる、の? ←よろしければクリックして下さいm(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[七転八倒の痛み] カテゴリの最新記事
|