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カテゴリ:七転八倒の痛み
朝ふと目覚めると、痛みが消えていました。それはもう幸せな気分だったアドバンス4番でしたがそこに一本の電話が。正確にはアドバンス4番はまだ寝ていたのです。電話に出てくれたのは彼女でした。
痛みから解放されて寝ているアドバンス4番を彼女が起こします。 「電話だよ」 「え?どこから?」 「会社からなんだよ」 彼女はそういいながらも珍しく怒った表情をしています。 「え?何で会社から?」 アドバンス4番もわけがわかりません。 そうです、昨日の時点で「明日は仕事にいけない」と判断したアドバンス4番は、病院から会社に電話をして休みをもらう旨を伝えておいたのです。病状と病名も伝えました。もちろんアドバンス4番が自分で電話できるはずもなく彼女にしてもらったのですが。 「やっと痛みが引いてまだ寝ていますっていったのにどうしても代わってくれだって」 「なんだ?」 「いいよ、やっぱり無理ですって言っとくね」 「いや、まあとりあえず出てみるよ」 電話に出てみてびっくり。今日納期の溶接があり、お客さんが怒って電話してきたから会社に出てきてやってくれといわれました。溶接が出来る人間はアドバンス4番しかいないですが、昨日の時点で休む旨を伝えていたんだし、普通の風邪なんてものではないんだから、昨日の時点で客先に連絡を入れるとかすればよかったのに何もしていなかったのです。そのほかアドバンス4番が休むための対応は何一つしてません。「今日の溶接の件ですが」とお客さんから電話がきてはじめて「今日はお休みをいただいていまして」といっていたそうです。 アドバンス4番は会社に行くことにしました。当時勤めていた会社は万事がすべてこんな調子。病気が治って会社にいってもクレームを処理するのは自分だし、休んでいた分、たまった仕事は誰もやってくれないし、バカ上司は何のフォローも出来ないし。一件位はやってもいいやと思ったのです。 しかしそこで治まらないのが彼女。いつもはまったく怒る事のない天然系の彼女が本気で怒っています。 「なんて会社なの?いく事ないよ、ついさっきまであんなに痛がってたんだし、やっと寝付いたところだよ!」 そんな彼女を説得して彼女の肩を借りて、フラフラしながら会社に行って作業をしました。こんなことを考えながら・・・ 肩書きだけ上司でも上司らしい事は何一つ出来ないバカ上司。そんなのが俺よりいい給料をもらっていていいはずがない。ただの寄生虫じゃねーかよ。そんな人間を上司に据えている会社も低レベルだ。 俺が独立するのに躊躇していた理由は一人で始めたら、病気で倒れた時とか大変だと思っていたからだけど、今でも同じじゃねーか。 もう躊躇するのやめた、独立だ!! 結果的に、あの一本の電話が、今のアドバンスレーザーを作るために背中を押してくれる事になったのです。 その後、医者に行きレントゲンを撮ったら腎臓に予備軍(小さい石)がいくつもあるといわれました。まったく時限爆弾を抱えているようなものです。かんべんしてくれー!! そして今、予防と、こいつら(小さい石)を流してしまうことの二つの理由で水をがんばって飲んでいるのです。 あとがき 皆さん、水を飲みましょう。 尿管結石は本当に地獄の苦しみです。水をたくさん飲むとおしっこ自体が薄くなり石ができにくくなるのと、石が小さいうちにおしっこに流されて一緒に出てくればまったく痛くないという二つの理由からです。運動をしましょうというのは、今回はしゃっくりが引き金となり石が尿管に落ちました。つまりそんな振動でも石が落ちるのです。運動をしていれば石が大きく育つ前に振動で落ちるので、痛みも無く本人も気が付かないうちに排泄されるからです。 痛くなった後も階段から飛び降りるとかすれば、尿管で突っかかっている石が早く落ちるので痛みも早くなくなるそうですが、実際はもがくので精一杯でとても運動はしていられません。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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