024600 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

毎日が冒険~Adventure Life~

毎日が冒険~Adventure Life~

屋久島旅行記~2日目~


■■■ 屋久島旅行記~2日目~ ■■■

屋久島旅行記~2日目~

山の朝は早い。早すぎる・・・

今日は3時に起床(そしてこれからも・・・)
朝が弱い俺にはきつい。
眠い目をこすりながら朝ごはんを作る。

「せーの、いっと、にっと、さっと、しっと、いただきます」

声は小さい。他の人を起こさないように、
プラス朝でテンションが低いから

でも山を登り始める頃にはテンションがあがっている。
山に登るときにパーティーの奴らとくだらない話で盛り上がる。
これも山の醍醐味のひとつだと思う。
やっぱ山登りは一人よりみんなで行くのがいいな。




「・・・・・・・・・・」

一時間もすればかなり疲れてきてあまり誰も話さなくなる。
メンバーの中で体力がある俺はメンバーを盛り上げるために歌を歌う。


「パパパパ踊ろう騒ごう、パパパパ、パパパだぴょ~ん!」


今日の気分はミニモニ。ジャンケンぴょん!だ。
誰か一人が歌いだすとその後同じ曲が延々と頭の中で流れ出す。
この思いつきで歌い始めた曲が
この屋久島登山のテーマソングになってしまった。

花之江河で休憩した後、芋焼酎 三岳の名前のもとになっている
屋久島「三岳」の一つ黒味岳を目指して歩き出す。

「パパパパ踊ろう騒ごう、パパパパ、パパパだぴょ~ん!」

淀川小屋出発から2時間後、黒味岳分岐に着く。
ここから正規のルートをそれて30分ほどかけて黒味岳に登る。
約30キロのザックはここに置いていく。
(さすがにこんな山の中でとる人はいないだろう)
サブザックと貴重品、行動食、水など
最低限の荷物だけで黒味岳頂上へ向かう。

このあたりからはかなり雪も積もっていて、
気を抜くと足をとられてしまう。
途中雪合戦などもしながら30分ほどで頂上に着いた。
黒味岳の頂上は岩で出来ていて片側はがけになっている。

頂上のがけの下からカメラマン秀乃進が4人の写真を撮る。
一つ目の頂上は晴れピークだ!
黒味の頂上からは360度のパノラマが広がっている。
九州最高峰の宮之浦岳、屋久島を取り囲む海達が俺たちを包む
この景色は最高だった。

でも黒味の頂上は風が非常に強く気を抜くと飛ばされそうだ。
汗も冷えてきたしそろそろ戻ろう。
待ってろよ!宮之浦岳!

黒味岳分岐からもう1時間半、みんなの口数もかなり減ってきた。
そのとき、

シュンスケ懇親のダイビングヘッド!

じゃなくて先頭のSLシュンスケが足をとられて転んでしまった。
幸いけがはなかったが疲労から?起き上がれない。
てゆーか一回ザック降ろせよ。

雪の上の転倒で幸いした。過去には怪我のために
途中で引き返して山を降りたパーティーもある。
山は危険もいっぱいだからその見極めも肝心だ。
今回は大丈夫のようだ。

シュンスケ 「足元注意です」
秀乃進   「足元注意です」
カイ    「足元注意です」
ロンブ   「足元注意です」
タケ    「は~い」

SLシュンスケのトラブルもあったが黒味岳分岐からおよそ2時間半
九州最高峰黒味岳に着いた。
本日二つ目の晴れピークだ。

でも写真を撮ってる間に少しずつ曇ってきた。
う~ん、怪しい。休憩もそこそこに先を急いだ。
ここからは下りだ。登りが苦手なタケはほっとしている。

焼野三叉路で外国人を含む30人ぐらいのパーティーに会う。
ここで、「三岳」の最後の一つ永田岳の情報を聞く。
永田岳に向かう途中の鹿の沢は雪が深くて有名だからだ。

そのパーティーが他の人から聞いた情報によると
鹿の沢は腰ぐらいまで雪が積もっているらしい。
そのパーティーは永田岳カットを決定していた。

タケ「どうする?」
カイ「カットですか?」
ロンブ「俺去年も行けんかったし行きたいんだけど」

鹿の沢小屋までは普通でも6時間ぐらいかかる。
雪の中ではさらにかかるだろう。
結局俺たちも永田岳カットを決定した。

仲良くなったマイケルに別れを告げて俺たちは
新高塚小屋に向けて出発した。

途中平石岩屋で休憩。
雲が眼下に見える。
岩屋に立つと仙人にでもなった気分だ。
仙人のように霞だけでは生きていけないので、
乾パンなどでエネルギーをとる。

で、定番の

「ヤッホー」

「ヤッホー」

「マイコー(マイケル)」


最後にはみんなで「舞子」って叫んでた。舞子って誰や?

みんなまたもくもくと歩き出した。
いつの間にか雨が降り出していた。
雨の中だとみんな頭から湯気が出ている。
髪の毛からのしずくが目に入ってうっとうしい…

新高塚小屋に到着
野生の鹿が小屋の周辺にいた。
てゆうか人間に慣れすぎ。
5人全員が2ショットで写真を撮って小屋に入った。

小屋の2階の片方を陣取りみんなで濡れた靴下を干す。
う~ん、いいかほり(笑)
ご飯の前にみんなで暖かいレモンティーを飲む。
レモンティーってこんなにうまいんや!?
「今回のヒット商品やね!」

レモンティーで暖をとってご飯の準備
食事後は日本酒をたしなむ程度に1本空けつつ語り合った。

今日の結論
川島英伍の「酒と涙と男と女」は最高の曲だ


三岳 900ml(芋焼酎)三岳 900ml(芋焼酎)

屋久島旅行記~3日目~

 
アウトドア用品
(個人的優先順)

登山・トレッキング靴
ザック・バック
キャンプ用寝具
ライト
テント・タープ
調理器具
コンロ・ストーブ
燃料
小物
ナイフ&ツール
GPS

無洗米


山と渓谷社 山歩きはじめの一歩シリーズ
山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 1 山選び [452441]
1 山選び

山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 2 歩き方 [452442]
2 歩き方

山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 3 山の用具 [452443]
3 山の用具

山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 4 健康と山の食事 [452444]
4 健康と山の食事

山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 5 山の天気 [452445]
5 山の天気

山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 6 地図とガイドブック [452446]
6 地図とガイドブック

山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 7 山の危険 [452447]
7 山の危険

© Rakuten Group, Inc.