Drinker's Advocate

◎今回のサケ・・・

ディスティラリーコレクション
リトルミル 1977 27y.o 49.6%

オフィシャル　リトルミル　８y.o 40%

ダグラスレイン　オールドモルトカスク
リトルミル 1965 34y.o 49.3%



今回はスコッチモルト販売の主力商品である、ディスティラリーコレクションのニューアイテムであるリトルミルをメインにして、リトルミル３種のテイスティングをしました。

色は、ダグラスレイン＞オフィシャル＞ディスティラリーコレクションの順に濃くなっています。ディスティラリーコレクションの熟成年数のわりに色のうすいところが、味わいにどう影響しているのかが興味ひかれました。

香りですが、ディスティラリーコレクションはクリーンで鼻を刺激するが軽い。
オフィシャルは湿っぽさやカビくささを感じ、重い印象です。ダグラスレインからはフルーティーで、重厚さが感じられました。

ディスティラリーコレクションは口に含むと軽いがフルーティーさを感じられ、リトルミルというイメージからはズレるようであるが、フィニッシュの部分でカビくささが現れ、それが長く続きました。オフィシャルからは香り同様のエグさがパッとおしよせますが切れが良く、フィニッシュは短いです。ダグラスレインは非常にフルーティーでエグさを感じることはできませんでした。しばらくするとどのウイスキーからもアイリッシュのような「粉っぽさ」を感じるようになり、これらのウイスキーが３回蒸留が特徴であるローランドモルトであるということを主張するようになりました。実際は３回蒸留をしてないでしょうにそのように感じられるのが不思議です。（笑）

今回飲んだボトラーズの２つともがオフィシャルの味わいとは異なっているように感じましたが、それは熟成年数によるものなのか、もしくは樽によるものなのか、それとも・・・という疑問を残してくれました。

わたしを含めて３名でテイスティングしましたが、３人とも感想が一致しました。
それはリトルミル、とくにオフィシャルが思ったよりもエグくなかったことです。
その理由についていろいろと論じましたが、結論は当然のことながら出ませんでした。

昔のウイスキーとは味が変わってしまったからという意見もありましたが、わたし個人的には、いろいろなタイプのモルトを飲んでいるうちに様々な刺激に慣れてしまい、ちょっとやそっとの味わいには反応しなくなってしまったのではないかと感じています。

みなさんもいちどリトルミルを試してみませんか！


maltryo 的　スコアリング　（５点満点）


ディスティラリーコレクション リトルミル 3.25点

オフィシャル　リトルミル　８y.o 3点

ダグラスレイン　リトルミル 3.5点



【DC】 リトルミル 1977 （27年）


リトルミル8年