2007/01/14(日)09:31
おさらい編:低BLモーター多用走法
先日、バッテリ温存法について、専門外ながらおさらい編として書かせていただきました。
今回は、低BLモーター多用走法についてのおさらいです。
【コンセプト】
バッテリーレベルが低い状態で、エンジン走行時の充電パワーをアップさせます。
結果、エンジン停止走行比率を大幅にアップすることができ、エンジン走行距離が短くても
必要な充電量を確保することができます。
極限のバイ倍ゲーム(短いエンジン走行距離と長いエンジン停止走行距離)を可能にします。
平地の一般車の流れの中でのE-1において、エンジン走行比率18%という記録があります。
静岡県三島での監督杯争奪杯E-1参照。
【注意】
エンジン走行時は、充電負荷が大きいですから、エンジン燃費は悪いです。
【利点】
・滑空の速度低下が無いので煽られにくい
・温存法に劣らず燃費が良い
・あらゆる場面で使える
低速市街地限定と思われる方が多いと思いますが、信号間が長いハイスピード幹線道路でも
ばっちり! むしろ、信号間の長い平地の方が良い燃費を出しやすい。
【低BLモーター多用走法のしかた】
・発進時のエンジンオンはプリウス任せ、加速はしっかり(やや速めの適度な加速度で)
(エンジン回転数は2000回転前後)
・エンジンオフ後は滑空ではなく、モーター走行が基本
※滑空終了の目標地点よりも倍以上先の目標地点を目指す
※50km/h以下なら、エンジン走行とモーター走行の比率は1:4以上を狙うこと。
中高速域では1:2程度。
・短い信号間では、エンジン加速の目標速度を数Km/h低くし、燃料をケチる
・登坂のサミット付近、登り坂途中の信号停止前、あるいは滑空だと厳しいダラダラ登り
などはモーターをうまく使うと燃費アップ間違いなし
・モーターでのエンジン停止走行引き伸ばし中は、EVモードに頼らなくてもエンジンオン
させないような足技を鍛える
※モーター利用が十分できていれば平地の走行でBL3あるいはBL4で走行しているはず
・信号間が長いところでは、エンジンによる再加速とモーター走行による燃費稼ぎを適度な
サイクルで繰り返す。
※私の場合は、SOC49~51%近辺をキープさせることを目安にしています。