プリウス界の市街地燃費帝王へのいばらの道

新型プリウスは３０分ほどのディーラーさんでの試乗しかしていないのですが、かなりモーター走行したがる特性のようで、低ＢＬ側に制御が振られているようです。
試乗記はこちら。

３０型を購入された、あるいは試乗した方々のコメントを聞くと、「モーター走行優先の制御なのですぐにＢＬ２までバッテリレベルが減る。そうなると停車時でもエンジンが停止しない充電モードに入ってしまう（充電地獄）」とのことです。これが、「新型プリウスの燃費がイマイチの原因ではないか？」という声も。

私も試乗スタート時にエンジンが止まらない充電地獄現象に出くわしましたが、かなり長いことエンジンが回り続けるので、燃費マニアとしては生きた心地がしません（笑

充電地獄は、発生時は大きく燃費ダウンさせてしまう困った制御かもしれません。
しかし、トータル燃費（数日間の燃費、あるいは満タン燃費）で考えたときに、本当に大きなデメリットになるんでしょうか？

２０型においては、バッテリレベルが低下するとエンジン走行時に充電側に制御が振られますが、純粋に充電分に割り当てられる燃料消費はＳＯＣ３％上昇に対して１５～１８ｃｃと導いたことがあります（走行時のエンジン負荷増の補填分）。

これに対して、停車時の充電分のガソリン消費計測を張果老さんが実験されていました。左足でブレーキを強く踏みながら、Ｄレンジにて右足でアクセルを踏んでエンジンを回すというものです。

その結果は、たしか上記と同等程度のガソリン消費だったように記憶しています（ですよね？）

ということは、勝手にエンジンが回り続ける充電地獄だって、トータル燃費へはあまり影響ないのでは？と考えた次第です。

３０型を持っていない私がこんなこと言って申し訳ありません m(__)m
２０型での経験から、問題提起させてもらいました。