カテゴリ:ベンツ
COMANDシステムナビのHDDが壊れると基本的に修理不可でナビユニット新品に交換になり結構な費用がかかるという恐ろしい情報を目にしたので、 自分の車は5年過ぎて保証プラスも無くなったので、 予防保全でHDDが壊れる前にダメ元でHDDをSSDにクローン出来るか試したら 意外にもすんなり出来てしまったのでブログに残します。 (ベンツのCOMANDナビSSD換装については調べても何の情報もないし、 こういうのはDIY好きな外国人がやってたりするんじゃないかと思って調べても やっぱり何の情報もなかったので、 誰も成功した事がないのかなと思っていた) ※本作業は推奨するものではなく、 メーカー保障外の自己責任の上で実施したあくまで参考記事となります。 HARMAN COMANDシステムナビ NTG5 HU正面の下側に HDDスロットがあり、ちっこいトルクスネジ2本外してスライドして取り出せます。 (なんか金属同士がひっかかったりするのでちょっと固い) 当初ユニットそのもののカバーを外さないとHDD取り出せないかなと思っていたので、 メンテ性が良くて助かりました。 HDDスロット取り外し後の写真。 ※HDDを取り出す時は、ユニットに通電されていない状態 (HDDが駆動していない状態)が良いと思います。 自分の場合、ユニット通電されていないと思ってHDDを抜いた瞬間、 HDDが「キューン」と駆動中から停止する時のような音がなったので、 実は完全に車両がOFF状態になっていなかったようでHDDによろしくない状態だった。 (例えばドアを開けてから一定時間後、車両のドアランプが消灯した時か、 車両バッテリーの端子を外した状態など車両OFF状態にHDD取り出す方が良いと思われる) 取り外したHDDがこちら。 メーカー:東芝 型式:MQ01AAD020C 容量:200GB よくある5400rpmや7400rpmではなく、 4200rpmと低速で耐久性を高めた車載用のHDDのようです。 (宅内環境に比べて、車載環境は夏場の炎天下や走行時の振動など過酷な為) クローン換装に使ったSSDがこちら。 メーカー:シリコンパワー 型式:A55シリーズ SP256GBSS3A55S25 容量:256GB ※もともとうまくいくとは思ってなかった為、失敗したら自宅PC用で使うつもりでいたので、 安価でコスパ良さげな台湾メーカーSSDにした。 HDD→SSDクローンに使った機器がこちら。 メーカー:MARSHAL 型式:HDD エラースキップスタンド MAL-5135SBKU3 CS6038 クローン中の写真。 所要時間はだいたい2.5時間くらいかかりました。 ※クローン元とクローン先を間違えて挿して操作すると悲惨な事になるので注意です。 クローン後、SSDを取り付け金具にセット。 仮付け復旧して無事問題なく起動するか確認する時はドキドキものでした。 特にエラーメッセージもなくナビ画面が表示され、 各操作も問題なく出来たので半信半疑でしたがホッとしました。 おそらくナビのHDD内データに自分の車両情報やプログラムが紐づいているのか、 クローンで同じ情報のデータが入ったSSDなら車両情報の不整合も無く問題ないと認識しているのかもしれません。 (これがもしHDDではなくナビユニットを別の個体に変えてしまうと、 その車両に適合したプログラムのインストールが必要になってしまうのかも) SSD換装後の挙動(エンジン始動~)を動画で撮影してみたので参考までに。 HDDに比べて読み込みのカクつきがほとんどなく、特に取説ページの挙動がスピーディになった気がします。 ちなみにセンターのユニットは重量があるのと色んな配線がついている関係で、 取り外し、取り付けがものすごく作業性が悪い作りなので、 モニターや周辺部はちゃんと養生しないと不用意にカドが当たったりしてキズをつける危険があるので注意です。 あとは個人的に信頼性は悪くはないと思ってるシリコンパワーのSSDの耐久性がどのくらい持つか気になるところです。 (HDDに比べて振動には強いと思うが、例えば夏場のチリチリになった車内温度雰囲気で車を始動した時にちゃんと動くかどうか…) 元HDDはとっておいてあるので壊れたら壊れたで次はもっと良いSSDにするかもしれません。 ちなみに元HDDをWindowsにつないで確認したら Windowsではファイルが参照出来ないフォーマットになっているようでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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