一昨日、クライアントの所へ行った時に、お客さんでデザイナーの人がやって来たというんですよね。
その人、「グラフィックデザイナーです。」と言っていたそうで、いかにもデザインできそうな風だったとか。
はったりも大事ですかね。って、その人がどんなデザインをしているのかしらないんですが。
デザインを生業としている人はいったいどれほどいるんだろうか？
ここら辺りでも、会社組織でやってる他に個人でやってる人も多いから結構な数でしょう。
代理店やら印刷屋さんやら仕事の流れるルートというものがありますから、全然バッティングしないところで仕事をしていると、他のデザイナーに会うことがないんですよね。
だから、名前を聞いてもよっぽど有名人でない限り知らなかったりします。
僕なんかもそんな中の大勢のウチのヒトリです。
で、クライアントの人が「グラフィックデザイナーってどんな仕事をするんですか？」と聞くので、「僕も一応グラフィックデザイナーなんですけど」って答えたら、「なんでもするんですか？」と・・・・。
確かに、そこでは何でもしてます。写真撮ったり、懸垂幕を取り付けに行ったり。取材もしたり、コピーも書いたり。
それはね、予算がない仕事はライターやカメラマンにお願いできないってことなのよ。
どうも、何屋さんか得体の知れないデザイナーになっているようでちょっと悲しい。
ぼくもたまには「デザインの仕事をやってます。」じゃなくて「グラフィックデザイナーです。」ときっぱり言ってみたいもんです。



ちょっと寂しげな風景は共感を呼びやすいですね。