Acid Flower Movement

2008/09/19(金)13:42

記憶の重箱13

Sounds(103)

1988年のプロデュースとなっている。 90年だったような気がするが、僕は沖縄行きの飛行機に乗っていた。初めての飛行機は、とにかく新鮮でワクワクした。特に、離陸するときの加速感は、バイクでも味わったことの無いもの。 2時間程度のフライト中に、機内のヘッドフォンで音楽を聴くと、それは、ラジオだったのか有線のチャンネルプログラムのようなものだったかはわからないのだが、洋物で、日本語は聞こえない。と、聞き覚えのある声が・・・ ロブの声だ!しかも、何だこの曲は?ジョーニーBグッド? へへ、ロックンロールのあの名曲、チャックベリーの・・・ヘビメタになっている。 その当時は、ユーロインディーズ系のものばかりを聴いていたので、ハードロックや、ヘビィメタルはほとんど聴いていなかったのである。当然、ジューダスも封印。しかし、「やっぱりイイ」これは、良い悪いの問題ではない。好きなんだからしょうがない。 そして、「British Steel」をLPで買って以来、初めて買うジューダスのCDはこの 「Ram It Down」 だったのである。何故か、「Defenders Of The Faith」の方を後で買っている。果たして「Ram It Down」は駄作なのか?あまり評判が良くないのは確かである。いやいや、なかなかヘヴィメタルの王道的音作りは心地よいとうか、この頃既に、メタリカやメガデスあたりのスラッシュ系、デスメタル系の音は出てきていたのであろうから、もはやジューダスはクラシックヘヴィメタルとでも呼びたいぐらいである。が、昨今のダウンチューニング全盛のハイゲイン、ややデジ臭いメタルに比べれば、ちゃんとギターの音がしているぞ!!と思ってしまえるぐらい。これは、「Jugulator 」以降の音を聴けば明らかに違う。モダンなメタルのギター音に変わっている。EMGのせいか? モダンなメタルへの過渡期的な作品だろう。アプローチはモダンになっているものの、その楽器の音にかすかに70年代80年代のハードロックの匂いがのこっているのである。

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