2005/05/24(火)23:45
レ・ミゼラブル覚え書
怒涛の本公演も終わり、今日から旧キャストでのSP公演が始まりました。
今期レミゼのように長い期間、数多く同じ公演を観たのは初めてなので
(いや~宝塚ファン時代は似たようなことがあったかな~)
思い出しながら、私のお気に入りポイントを挙げてみよう!
・駒田テナルディエの芝居の細かさ
最後に見てからずいぶん時間が経つのですが、駒田さんのテナルディエの素晴らしさは忘れられません。
演技が細かく、テナルディエになりきっての様々な動き。
チェックポイントは、ベガーズの場面。
「ダンナ~ち~びが~♪」のところで、駒田テナは「ちょいと待ちな」と歌うちょっと前、「神もみていなさる~」の『いなさる』当たりから
バルジャンに気が付いているんだよね~。
だから次の歌詞への流れと動きが自然で、違和感がない。
かなり細かく計算された演技が光る役者さんですね。
また戻ってきてくださいね~
・岡ジャベールの首振り
市長のバルジャンが「私がそのバルジャンじゃないのか」というと
いえいえと首を振りますよね。
その動きで、その時点でジャベールは疑っていないということがはっきりわかって、10年以上ぶりのほとんどレミ初心者の私には親切でした。
ミュージカルとくにこのレミゼの場合は歌でストーリーが進んでいくので、あまり勝手な動きはできないのでしょうが、
その制限があるからこそ、芝居ができる人が際立つ気がします。
(私は芝居>歌 派なので・・・)
・瀬戸内テナ妻の母性愛
実を言うと、今回は瀬戸内さんも森さんもお気に入りというわけじゃないんです。
私の理想のイメージは10周年記念コンサートのあの怖いテナルディエ夫人(^_^;)
でも瀬戸内さんのテナ妻は、その日によって印象が変わるのだけど、
ある観劇日、ベガーズの場面での「娘が夢中さ、どこがいいのやら~」で
エポニーヌが可愛くてたまらないってかんじで笑いながら歌ってたんです。
あ~なんかホロっとしたよ。
子どものころはあんなにベタ可愛がりだったのに~といつもエポが気の毒だったけど、あれはよかったな~。
そういえばプリュメ街でのテナルディエは仲間の手前エポニーヌを罵るけれど
本当はかばっているんですよね~?
役者さんによってそう見えるときと本当に突き放しているように見えるときがあったのですが。
でも愛されていないからこそ、マリウスへの愛が切なく悲しいのかもしれないのでそれはそれでいいのかな。
とりあえずこのへんで。
また思い出したら忘れないようにメモしておこうっと。
別所バルの小芝居も好きだったんだけど、5月の石井バルの熱さが強烈で
なんか記憶のかなたへいってしまいそう。
すーぐ忘れちゃうのよね~わたし。
で、あさってはスペシャル観に行きまーす。
本公演とは切り離して楽しんでこよう~♪