2006/08/31(木)09:34
噂の男
先日、久しぶりに学生時代の友人に会った。
大学で教えているインテリさん。
この後、舞台を観にいくんだ~と言うと、何観るの?って聞かれた。
・・・言っても知らないと思うよ・・・
と、チケットを見せると、案の定どの役者さんも知らず、
さらに案の定、ケラリーノ・サンドロヴィッチでウケてた
☆☆感想↓
作:福島三郎
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:堺 雅人 橋本じゅん 八嶋智人 山内圭哉 橋本さとし
8/26 ソワレ @パルコ劇場
久しぶりに濃い舞台を観た。
最初は、皆いい人に見えるのに、
話が進むにつれ、結局皆、悪人なのね、という流れ。
ネタバレになるので、全体の印象のみ。
気分が悪くなる描写も多く、
心が痛くなる。
でも出演者が皆芸達者なので、その演技に魅入られたりもする。
とくにじゅんさん。
終盤の演技はとくに濃い~←こればっかりだけど
どろどろ~、血みどろ~
ずるい~、汚い~
人間ってこんなだよね、皆。
そして淋しいね。
という感想です。
リピートはきついなとも思うけれど
もう一度観たら、違う感想を持つかもしれない。
(書いていたら、もう1回観たくなってきた)
境さんは、あの山南さん(新選組!)で観た芝居と同じ。
でも演っていることが(キャラ)が全然違うので
笑顔でありながらも、切なく、そして薄ら寒くもなる。
文字通り、体張ってたね~
それは出演者全員にいえることかな。
5人だけの出演かと思ったら、あと2人登場
「骨なしポテト」←(コンビ名)も濃い5人に負けず劣らず熱演。
とくにあの女の子は、ちょっと憎らしげな喋り方が現実にも普通にいそうで
(しかも話の要の役)、印象深かった。
体当たり演技だった。
・・・というような感想なんだけど、
昨日、その友人からメールがきた。
『こっち(地元)でも、今度「噂の男」やるらしい。
オススメなら観にいこうかな~』
って。
どうしよう~
芝居をあんまり観ない人でも、これは楽しめるものかな?
『とにかく濃いし、引くかもよ』
と返事しておこうかなあ。
小劇場の身内的な笑いとは違うから、初心者でも満足してもらえるような気もするけど。
「エリザベート」とか「レミゼ」なんかだったら安心してオススメできるんだけど