2012/08/30(木)22:00
トロイラスとクレシダ@さいたま芸術劇場
8/23(木)13:00
@さいたま芸術劇場
感想まとめようと思いつつ1週間も経ってしまった。
さい芸が遠いのは承知ですが、夏の酷暑をあなどっていた…
たった10分たらずの劇場への道。
ギラギラ太陽に照らされて劇場に着いたときは息も絶えだえ。
ああ、情けない。
夏のさい芸作品は夜公演が限る!
今回はオールメール初の悲劇ということですが、終わった後は??っという印象。
なんとなくモヤモヤ~
でも、あとでじわじわ~
なんのこっちゃという感じですが、とにかくはっきりと悲劇だとは言い切れないストーリーなのです。
(この作品は問題劇 Problem plays)とも言われるそう。
幕が開くと、そこは一面のヒマワリ畑。
熱い暑い空気が流れてきます。
「じゃじゃ馬馴らし」で、その美しいビジュアルに驚いた山本裕典。
今回さらにそのビジュアルに磨きがかかっています!
前回より台詞が膨大になっている。主役だから。
それはそれで苦労しているでしょうね。やっぱりベテラン陣とは醸し出す空気が違う。
今回は狂言回しの役の2人。
たかお鷹さんと小野武彦さん。自由自在な芝居はよくわからないストーリーをストンと観客に伝えてくれる。
冒頭部分、兵士たちの紹介のような場面があるんだけど、横田さんのところで思わず拍手喝采したくなったのは私だけではないはず。
やっぱり横田さんステキ♪ ヘクトルが見られてだけでも遠路はるばる出かけた甲斐があるというもの。
今回は裸の場面が多いので、若手兵士の皆さんはみんな鍛えているようですね♪
よく知らない若手イケメン役者たちはどんなもんだろう、と懸念していたけど、蜷川さんの若手の使い方はさすが。
見た目もよく血気盛ん。
声が持つかな?と心配になる役者さんもいたけど…
内田さんのカサンドラは不気味な美しさで目が離せない。綺麗だった~
綺麗といえば、女役鉄板の月川くん。
安定の美しさと口跡の良さ。ドレスが脱げたハプニングにも動じない。
あそこで、山本トロイラスがフォローできたら素晴らしかったのに。
自分のことでいっぱいでした(^_^;)
そのほか印象的だったのは、アキレウスとパトロクロスのコンビ。
裸体にヒマワリも強烈!
アキレウスの星さんの声にも痺れました。今後もチェックしなくては。
さいたまは9/2まで。
その後は大阪、鳥栖(佐賀)、愛知へ。