Dreamy afternoon cafe

2005/09/12(月)09:11

◆『零のかなたへ』を観た感想◆

日々の雑感(258)

さて、昨夜は『零のかなたへ』というドラマを観ましたので、そのことに触れたいと思います。 現代の若者が、あるきっかけから突然昭和20年8月初めの終戦間際の特攻出撃をひかえた軍隊にタイムスリップし、終戦までの2週間ほどの期間を、当時の時代に生きた人々とともに過ごすなかで、次第に自分自身までもがその時代の若者たちの心や生き様に同化していくという特殊な設定のドラマでした。 特に、当時の若者が軍事教育の積み重ねの中で、自らの命を「何のために」あるいは「誰のために」捧げようとしていたのか、そして、命を失うということへの覚悟を強いられた当時の若者たちの揺れ動く心を描きつつ、結果として時代の渦の中で命を失っていくことになる・・・そうした「時代の渦」という大きな力と「個人の心の葛藤」を感じました。 一方で、タイムスリップしてしまった若者が現代の若者を象徴する存在だとすれば、そうした現代という平和な時代に生きる若者も、環境が変わり、「時代の渦」に巻き込まれてしまえば、価値観や物の考え方までもが、その流れに翻弄されてしまう可能性や怖さというものを同時に感じました。 つまり、平和に見える現代社会も、何かのきっかけで、世の中が大きく変化して、今までとは異なる大きな『時代の渦』が押し寄せたら、60年前に日本人の経験したようなものと同一とは言わないまでも、やはり、その渦の中に巻き込まれて、時代の渦の中に引きずり込まれる可能性を示しているようにも思えました。 衆議院選挙の前日というタイミングで放映されたこのドラマ、もちろん、ドラマの制作が先であって選挙との関連はないにしても、 国家の今後の流れを左右しかねない今回の衆議院選挙を控えた昨夜の放送というのが、なんとも印象的でした。 時代の流れをつくるのは、国民が選挙によって選んだ国会議員たちによって行われる国政に委ねられるわけですが、一度委ねてしまえば、仮にそれが国民の意思と別の方向に向かっていたとしても、世界や国家の向かう流れができてしまえば、その大きな渦の中に次第に巻きもまれていってしまうという過去の歴史を知っておく必要もあります。 だからこそ、今回の衆議院選挙の関心も高いということかもしれません。 人とのかかわりの中で、周囲に「関心を持つ」ということがとても大切なことは誰もが痛感するところですが、時代背景によっては、それが「雰囲気」や「ムード」によって別の方向へ大衆が流れていくことも有り得るということも心得ておきたいものです。 今日は生徒の出場するスピーチコンテストが行われるため夕方まではそれに伴っていますが、帰りにでも投票に向かうことにします。 『零のかなたへ』というドラマを観てそんなことを感じました。  ブログ仲間のワンクリックに感謝!  お寄りいただきありがとうございます。 貴重なワンクリックに更なる感謝。 クリックするだけで、無料で募金ができます。 クリック募金とは、クリック募金サイト上の募金ボタンをクリックするだけで、無料で募金ができる仕組みです。 あなたに代わって、スポンサー企業が寄付をするのであなたには一切お金がかかりません。  左のオレンジ色のバナーをクリックしてその先に表示される案内に従って、クリックを頂けましたら幸いです。 こんな形で誰かの命が救われて笑顔が見れたら素敵なことですね。

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