LINN クラッシックムービーだけでは音は出ません。スピーカーがないとね。
ということで、イクリプス TD510を買ったわけですが、ずっと袋詰めされたままでした。LINN クラッシックムービーの到着を待って、セッティングした次第。
スタンドも本体も結構重いのね(合計約22kg)。セッティングには一苦労しましたが、オーディオルームと違って複数の人間が行き来するリビングですから、軽い物だと倒されてしまいます。これくらいの重量がないと。
スパイクは使用していません。リビングですから、そこまで厳密な使用も不要でしょう。掃除の生涯となる突起物は不評ですし。
テレビ脇に置かれたTD510。実物は直径240mm、奥行345mmと決して小さくないのですが、流麗なデザインはもちろんのこと、スタンドのつや消しシルバー、本体のピアノブラックは大きさを感じさせません。壁紙の色と相まって、視覚的にもユニットが宙に浮かぶよう。目線が上に行くと部屋も広く見えるものです。
LINN クラッシックムービー(税別\600,000.)
and
LINN 付属ACケーブル
↓
銀メッキテフロン線 (2m\400.)
↓
イクリプス TD510BK+専用スタンドD6SV(税別\268,800.)
スピーカー・セッティングは42型TVを間に挟み(スピーカー間約240cm)、やや内ぶりにしてみました。映像があると、振り角は多少甘くても、気にならないもんです。ユニットから壁までの距離は50cmほど。本来はその設計思想からして、もっと壁から離して、フリーにした方が良さが味わえると思います。
さて、その音。綾戸智恵、スターダスト・レビュー、ボブ・ディラン、ビル・エバンス等々のCDを聴いてみました。
スイッチひとつでTVもCDもDVDもこの音で聴けるならシアワセ、と言えます。そのくらい普通にいい音ですわ。そして広く高くまで広がる音場。ここは部屋も広いし、横使いだし、良い条件がそろっているのかもしれません。こう言っちゃ何ですが、以前の部屋のパイオニアVSA-AX10i+PMC TB1よりはるかに音楽的でよろしいです。
低音は10dB落ちで50Hzくらいまで出ているのかしら。AV用には迫力を増すためにサブウーハーを足した方がいいかもしれませんが、通常使用なら不要と思います。
これだけ簡単なシステムだと、ACケーブルの評価にも使えそう。一体型だから一本で最大の恩恵が受けられるかもしれません。