カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
実家から、約20年前のSONYのプリメインアンプ TA-F555ESXIIを持ってきました。
このTA-F555ESXIIがカーテンを付けたラックに収められていたにも関わらず、外も中もものすごいホコリ! 20年放っておくと、スリットから5mmくらいホコリがたまるのですね。一面雪化粧のように真っ白でした。 そのまま通電すると発火の恐れもあるため、2日間計4時間をかけて掃除。日本製品特有の部品の多さと入り組んだ構造(つまり壊れないことが前提で、メンテナンスを考えていない)に苦労しました。 アンプ内部を水ぶきしたのは初めてです(爆 故障覚悟ですが、そうでもしないとこびり付いていて取れないんだもの。 掃除後通電すると、機能としては全て動作するようです。パイロットランプ切れもボリュームガリも動作不安も何も無し。私無き後は弟が使っていましたが、それでも通電すること自体10年ぶりくらいかもしれません。 丈夫なもんです。さすがmade in Japan。(と言っていいのか?) こうなると「壊れないことが前提」も、あながち間違っていないようにも思ってしまうから不思議。 30kg弱の重量で、いわゆる機能フル装備(トーンコントロール、SP2系統、LRバランス、ミューティング、ソースダイレクト、フォノイコ、ラウドネス、Rec Out等)で12万円程度の定価は、今では信じられないくらいの物量投入型アンプです。このTA-F555ESXIIは故長岡鉄男氏も誉めてましたっけ。 今はテストランして、更に安定性を確認中です。 少しだけAE2Signatureに接続して聴いてみました。 その音はAyre K-1Xe+V-1Xeと全く対等ではありません(爆 薄く軽く色彩感に乏しい。 ただし、それは私が背景を全て知って聴いているからで、黙っていたら20年前のアンプで、今市場では2~3万円のプリメインアンプとは誰も思わないでしょう。トーンコントロールのBassを軽くひねれば、それらの欠点が解消されたりもしますし。 以前使っていた時は、トーンコントロールやLRバランスをショートカットする、いわゆるダイレクト・ポジションでばかり聴いていたように思います。オーディオ歴も20年を越えて、ようやっとこういうものに抵抗がなくなったんだなぁと自分の成長?にニヤリ。 TA-F555ESXII以降に使ったLUXMAN MA88 パワーアンプも、バナナプラグやYラグが使えないことに古さを感じたり、電源ケーブルが代えられないことが口惜しかったり、再生音以外の不満が多かったなぁ。お子さまでした。 さて、なんでTA-F555ESXIIを運んだかというと、リアチャンネル用アンプにしようと思ったからです。以前のAyre V-1Xeではいかにもオーバークオリティで、仰々しい。それにV-1XeはAE2Signature用に固定してしまったので。 接続はリア用の小型~中型SPですし、音色をRushmoreと合わせる(再生バランスを合わせる)ために、DG28経由でインプットしますのでアンプそのもののクオリティを最優先しなくてもよさそうだと思っていました。オーディオにおけるサラウンドの割合と、限られた予算との兼ね合いももちろんあります。死蔵ももったいない。 とりあえず、のTA-F555ESXIIかもしれませんが、それでも役目は十分に果たしてくれるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 1, 2008 09:59:40 AM
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