(続き)
ショップで買って持ち帰ったんです。つまりは電車で持ち帰れるような小さいアンプ。Ayre V-1Xeは45kgくらいありましたからね。考えられません。
新入りはこちら。
Jeff Rowland Design Group Model 102Sです。これがAE2Signatureの新しいパートナー。
小さいし、軽いし、オシャレだし、当面はAyre K-1XeをプリにするのでXLR入力もあるし、熱くならないし、200V入力もできるし、現行品だし、安かったし、これを拒否する案件はなにもありませんな。音も当然Ayre V-1Xeとは違う一面を見せるでしょう。
で、早速音出し
V-1Xeと再生音を比較して、Model 102Sに妙な格下感があることだけが心配だったんですが。。。杞憂でした。
これを音が軽いと言われればその通り。ただ、V-1Xeほど圧が強いわけもありませんので、今は軽快ととらえたいと思います。実際バスレフポートからの噴き出しが違います。雑誌ではアンプ一般で「大きさが小さいから重低音が伸びない」みたいな記述をよく見かけますが、AE2Signatureに30Hzを望んでいるわけではないし、昨日も書いたとおり「機敏・俊敏」に期待しているので、全く問題ありません。
妻が遠くで聴いて、「ずいぶん硬い音になったわね」と言ってました。彼女の硬いは、”鋭い”、”ファットでない”と同義語ですが、それこそがAE2Signatureの本来の持ち味とも言えます。原点回帰したか。
思えば我が家でAE2Signatureとペアになったパワーアンプは(一瞬を除くと)、
LUXMAN MA88
Ayre V-1
Ayre V-1X
Ayre V-1X+V-3Mk2
Ayre V-1Xe
と、重量級ばかり。店頭で好印象を持って購入を決めた時は、たぶんGoldmundのMM8とかで聴いていたと思うんだけど。
15年前のスピーカーに最新の伴侶も良いでしょう。102Sなら場所も取りませんし。それに省電力は今まさに人類の義務です。(たぶん)
もっとも、個人的に気に入っていったのは、V-1Xeに比べてランニング時間が極めて短いことです。15分くらいでそこそこの実力を発揮する気がします。夜の短時間試聴にはもってこい。V-1Xeではそれはあり得ません。
それと、V-1Xeと比べていわゆる「スピード感」の違いを感じないことに驚きました。V-1Xeが早いわけもない。。。ということは、102Sが遅い。。。ということもないでしょう。
立ち上がり立ち下がりというのは、極めて感覚的なことなんですね。聴かせ方なんだな。鉈の切れ味から、機敏な剃刀の切れ味へ。いろいろチャレンジしてみよう。
重量級から超軽量級へ、こういうアンプで小粋にAE2Signatureと付き合いたいと思います。
我が家のAE2Signatureを中心にしたシステム 11/04/09】
Esoteric G-25U
Esoteric UX-1 Limited
CHORD DAC64Mk2
Ayre K-1Xe
Jeff Rowland Design Group Model102S
Acoustic Energy AE2Signature