正直オーディオルームを片付ける気がおきません。
余震も続いているし、計画停電も計画されているし、スピーカー Pass Labs Rushmoreは一人でのセッティングは難しいし。
そのRushmore、震災当日11日にダイナミックオーディオ 4FでB&W 802Diamondの転倒を見聞きしたときに嫌な予感がしたんですよね。72kgもある802Diamondがいとも簡単にコケてしまったからです。
その転倒理由は、1. 1135mmと背が高い、2. 上が重い、3. 幅の十分でないベースボードに乗せた、からと想像。特に3.は「やっぱりなぁ」という感じです。ボード上を滑って大きくはみ出したところでバランスを崩し転倒というシナリオは、我が家でもおこる可能性が高い。
そんな時に妻から「スピーカーが倒れた」とのtweetが。。。
大地震では仕方ないですね。オーディオは諦めましょう。命あっての物種です。
Rushmoreは他のスピーカーと違い、天板底板フロントが御影石で覆われています。御影石は割れやすい素材なので、転れたら割れてしまうはず。南無三。
ただ、妻からの追連絡で多少の希望が出てきました。倒れたというのは「壁に倒れかかった」のであって「床に倒れた」のではなさそうだったからです。(ケータイの電池もなかったので写メは見ていない)
翌日12日に家に帰り部屋を見ると、ホントだ、Rushmoreが壁に倒れかかってる! でも立ちはキープしています。石膏ボードの壁に刺さって助かったみたい。よかった・・・どうぞ無事で・・・(TT)
それが昨日の写真。リアスピーカーは倒れちゃったけどね。
Rushmoreは4cm厚の御影石のボードの上で揺れたのですから、壁側に倒れるのも床側に倒れるのも確率は1/2。床側に倒れればもちろんアウト。もちろん前に倒れてもユニットがアウト。
壁からの距離もあと10cm遠かったら、角度的に石膏ボードに食い込めなかったでしょう。これも偶然。
Rushmoreの天板が側板よりも5mmほど大きく引っかかり易かったのもついてた。その5mmが深く壁に刺さったんですから。
壁の素材だって板を貼ったりしていたら、滑ってしまってだめだったでしょうね。
ここは半地下なので、たとえ震度6弱でも揺れは最少だったと思うんです。でも135kg程度の自重では地震の前にはひとたまりもない。機器のラックもずれちゃったしなぁ。
しかしRushmoreは幸運でした。
実は私の誕生日だったんですよ。
いいプレゼントになりました。無事が一番。