今週、TVで「はじめてのおつかい」の放送があり、さすがに幼子を持つと気にかかり、見てしまいました。今まで気づきませんでしたが、番組に出てくる子供達は3〜4歳で、うちの娘5歳よりも小さいではありませんか。ありゃりゃ、こりゃ娘も旅立たせても全然問題ないのね。
娘も同番組を見ており、自分より小さい年少さんが一人でお使いに行くことに多少刺激を受けたようです。「わたしもいきたい」と言い出しました。行きたいならぜひ行ってくれ。
けど、こんなヘタレの娘に行けるのかいな?
決行日は週末、つまりは今日です。
では買い物に行ってください。
何度も行っている近所の定食屋(片道200mくらい? 道路横断1、信号なし)でカツ丼(並)を2人前買ってきてください。その際に割引券を渡して200円引いてもらってください。
一応、忘れたときのためにメモも持たせました。
と・こ・ろ・が。
直前までハイテンションだった娘、いざ靴を履く段になって急に不安になったようです。弟と一緒じゃなきゃ行かない、昼ご飯は食べなくてもいい、とめそめそしだし、最後はギャン泣きです(苦笑
1歳の弟を5歳の娘に預けて行かせるのはさすがに無謀ですし、だいたいお前が行きたいって言ったんじゃないか!
こちらの説得(?)の甲斐もなく、30分ほど転げ回った娘、ちょっと一人にして放っておきましたが、放っておいても行かないでしょう。
ここでまだ無理というのは簡単ですが、ここでダダを全て受け入れてはいけません。ただ大幅妥協はしました。
パパがずっと後ろをついていきます。
ただし口出しもしません。
お店にも入らないので、注文はしてください。
かつ丼(並)も自分が持ち帰ってください。
すると意外にすんなりでかけました。まぁそりゃ後ろを付いて行くだけでもずいぶん心強いわな。
とぼとぼ先週の雪がまだ残る道を歩く娘。
でも意外に振り返りもせず(つまりは私の確認もせず)行きますね。
お店に着くとこれもすんなり自動ドアをくぐっていきました。中でどういう会話があったのかはうかがい知れませんが、5分ほどしてビニール袋片手に出てきました。
ちらっとだけ15mほど離れた私を一瞥して、帰途に付く娘。
なんだよ、できるじゃん。
家に着けば、さっき号泣したことなど忘れたかのようなハイテンション。家にいたママに大きな声で挨拶してました。
店員さんに割引券も渡したようで、おつりも間違っていません。
よくやった、娘よ
買ってきたカツ丼を記念に(笑
自分で買ってきたカツ丼はさぞや美味しいことでしょう。
正直今日は「初めてのおつかい」とは言いがたいけど、「はじめてのおつかい(仮)」でいいや。
徐々に徐々にこういう機会を増やし、距離を伸ばして行こうと思います。もちろん後ろを付いて行かずに。